現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件10 > 413.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 弱弱しい抗議です。「卑劣な犯罪」として警察に取り締まりをお願い? 投稿者 竹中半兵衛 日時 2003 年 10 月 29 日 12:00:29)
竹中さん、はじめまして
>広島は反戦教育に力を入れていたからこそ支配階級の憎悪の対象であった。今回の東京の場合はどういう教育をしていたかは不詳ですが、警備が手薄だったから攻撃したわけではないでしょう。石原のお膝元だから行えたのかも知れません。
国立の場合、「日の丸・君が代」強制問題をはじめ教育問題で都教委に抵抗しているのが原因ではないかと思います。多摩教組、そして「ぶっとばせ「日の丸・君が代」!行動する会」抗議声明はもっと厳しいものになっています。
--------------------------------
多摩教組の抗議声明
多摩島嶼地区教職員組合に対するテロに抗議する。
〜闘いを再構築し、前進しよう!
2003.10.27 多摩教組執行委員会
10月26日夜、私たちの組合事務所に銃弾が撃ち込まれた。マスコミに襲撃声明を送ったのは、「建国義勇軍国賊征伐隊」を名乗るものだった。この団体は、以前、広島県教組にも同じ攻撃をかけている。
銃弾で言論が圧殺できると思っているのだろうか。ガラス窓の銃痕をみて、怒りに体が震えてくる。私たち多摩教組に対するテロ攻撃に断固抗議する。
私たち日教組・東京教組・多摩教組に集まる組合員は、「教え子を再び戦場に送るな」を合言葉に平和を願い、子どもたちの幸せと働く者の誇りや権利を守る闘いを一貫して、続けてきた。差別・管理に反対し、教育への不当な支配に屈することなく、個人の尊厳と幸せを実現する教育を行ってきた。
教育は、極めて人間的な営みではないのか。しかし、東京都の教育現場への攻撃は、昨今異常を極め、学校は完全な市場原理と管理主義で席巻されつつある。教職員は、数値化した目標設定をかかげ、一定の期間までにある種の“成果”をださなければならない。職場は、序列化・分断され、協働できる場ではなくなりつつある。異論をはさむ者はことごとく排除され、多様な意見は認められない。
「日の丸・君が代」の強制は、ついに都から通達という形で最終段階を迎えている。通達は、「国旗」を掲揚する時間帯、「国歌斉唱」の仕方、挙げ句は会場設営や教職員の服装にも及んでいる。これに違反すると、処分が行われるのだ。
「日の丸・君が代」が果たしてきた役割を考えると、私たちは、素直にそれを受け入れることができないが、百歩譲って、歌いたい掲げたいと言う人がいても、それはそれでいいと考える。上からの強制というのでなければ、そこに議論が生まれるのだ。
今、“個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期する・・”(教基法前文)“教育への不当な介入に屈することなく”(同10条)が改悪され、「愛国心」に置き換えられようとしている。「愛国心」を国家が鼓舞した結果どうなるか。先の戦争から、そして、多くの人の犠牲から、私たちは学んだはずだ。
私たち組合に集まる者は、平和を願い、教育で心豊かな子どもを育て、その幸せを願う。誇りを持って職場で働くことを願う。そのために闘う。
卑劣な攻撃には決して屈しない。心をひきしめ、仲間と共にこれからも歩んでいく。
---------------
「行動する会」の抗議声明
右翼ファシストによる多摩教組事務所銃撃弾劾
卑劣な攻撃はねかえし、ともに闘いの前進を
10月26日夜、多摩島嶼地区教職員組合事務所に「建国義勇軍国賊征伐隊」を名乗るものによって一発の銃弾が撃ち込まれた。幸い事務所に人はいなかったが、ガラス窓にうちこまれた銃弾は部屋の押し入れの配管の中まで貫通しており、人命にかかわる被害さえひきおこしかねないものであった。これは、「西の広島、東の国立」と名指しされ、ファシスト石原東京都知事によって不当処分・配転攻撃をはじめとする集中的かつ熾烈な弾圧をかけられてもなお闘い続ける多摩教組への、暴力をもってする組織破壊・運動封殺をねらった卑劣な攻撃であり、断じて許すことはできない。心底からの怒りをもって弾劾する。
また、警察官僚を副知事に据えて「治安維持」−闘争封殺をもくろむ石原都政−警視庁が、「被害調査」や「警護」に名をかりてすすめる組合事務所への不当捜査、組織介入、弾圧を許してはならない。そもそも闘う教組や教員を「国賊」として弾圧し続け、露骨に右翼テロルを容認、推奨しているのは石原都知事にほかならない。また、2000年春の大量の右翼宣伝カーの襲撃や脅迫をほしいままに放置したのは国立の石井前教育長ではないか。今回の銃撃にいたる底流には、まさにこうした石原都政・都教委、石井前教育長による多摩教組つぶしがあり、その責任は限りなく大きい。銃撃を誘発したものたちに、「捜査」や「防衛」を云々する資格はないし、ゆだねることなど断じてできない。
今回の「銃撃事件」のターゲットは教組にとどまらない。多摩教組は、地域の市民や全国の闘う教育労働者との堅い団結のもと、職場で「日の丸・君が代」強制や民主主義教育破壊攻撃にたちむかい、また、今現在もせまりくる教育基本法改悪に反対して闘いをすすめている。銃撃前日の25日にも、地域の市民、運動体とともに、「教育基本法改悪反対国立集会」を開催している。今回の銃撃は、こうした闘い総体と、多摩教組とともに闘うすべての組織、運動体ヘの憎悪と脅迫のねらいをこめたものにほかならない。私たちは、反戦、反「日の丸・君が代」、反教育基本法改悪戦線総体にかけられた攻撃ととらえ、脅迫に屈せず闘う多摩教組を全力で支え防衛し、反撃の闘いにたちあがる決意を表明するとともに、全都・全国の仲間に支援と共闘をよびかける。 「銃撃」−右翼テロルへの最大の反撃は、脅迫をものともせず、断固として闘いを前進させることである。ともに反「日の丸・君が代」、教育基本法・憲法改悪阻止、反戦・国際連帯の闘いをより一層力を尽くして推し進めよう
一、それぞれの立場から多摩教組事務所銃撃への弾劾・抗議の表明を
一、「捜査」「防衛」に名をかりた多摩教組への権力の不当介入、組織弾圧を許すな
闘う仲間の団結で、多摩教組の防衛をやりぬこう
一、「銃撃」をはねかえす緊急抗議集会・デモをともに闘おう
--------------------------
http://tokyo.cool.ne.jp/kunitachi/kyouiku/judan.htm