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(回答先: 整備士試験:トヨタ自動車から昨年も問題漏えい [毎日新聞]【ず〜っとじゃないの?】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 12 日 21:52:25)
一級小型自動車整備士技能試験の漏えい問題で、12日会見したトヨタ自動車の岩月一詞副社長は「担当者が合格率を引き上げたい一心でやったようだ」と述べ、会社ぐるみではなかったことを盛んに強調した。しかし、日本経済をけん引するトップ企業で、「財界総理」の日本経団連会長も出している会社の社員が企業倫理を無視してまで、成果を出そうとしたことは、大手企業がしきりに口にする「コンプライアンス(法令順守)重視」の経営が空疎である可能性を印象付けた。
トヨタはこの日、日本経団連会長を務める奥田碩会長、張富士夫社長ら代表取締役11人全員が報酬を3カ月間、自主返納するなどの処分を決めた。「過去に例のない厳しい処分」とし、トヨタブランドの信頼性を早く回復したいとの思いがにじんだ。
一級整備士試験は昨年始まり、今年は2回目。昨年のトヨタの合格率は3.88%で、全体平均(3.6%)よりは高かったが、ライバルの日産自動車(5.85%)を下回り、トヨタには系列の販売会社から苦情が多く寄せられたという。
「トヨタとして合格率の目標を決めたことはないが、担当者は他社より低いのを残念という気持ちを持っていたようだ」(岩月副社長)。「他社に負けるわけがない」という常勝企業のおごりが背景にあったようにも見える。
トヨタは「社員が愚直な努力を積み重ね、ここまで成長した」(同)会社。空前の好業績を上げながら、社員が常に危機感を持ち、努力する姿勢を失わないことが強さの秘密と言われる。名実ともに日本を代表する企業になったトヨタだが、今回の事件で日本の企業社会全体への不信感を高めた責任は重い。【前川雅俊】
[毎日新聞12月12日] ( 2003-12-12-21:30 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20031213k0000m020104000c.html