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福岡人工島「トトロの街」構想 暗礁 宮崎監督が関与拒否
福岡市が進める博多湾の人工島(アイランドシティ)事業のまちづくり原案を同市に提供したアニメ映画監督、宮崎駿(はやお)氏(62)は二十日、「参考として市にみせたスケッチ画が報道され、自分が開発に深くかかわるよう書かれている。開発には一切関係ない」などとして、今後、人工島事業に自身の名前と絵を使わないよう求める手紙を山崎広太郎福岡市長にファクスで送った。
■福岡市「誤解ある」
同市は十四日、監督側から提供された十三点のスケッチ画をまちづくり原案とした構想を発表。二十六日にはこのイメージに沿った開発プランを住宅開発業者から公募する計画で、監督からの突然の“絶縁状”に「絵と名前の使用は監督との約束事項。誤解がある」と困惑している。
宮崎監督は手紙で、「私の本分はアニメーション映画監督。住宅開発に関与する能力、体力、気力も時間もなく、責任もおえない」と主張。「このまま事業が進めば、結果的に期待を寄せてくださる市民に大きな失望と損害を与えることになる」として、事業への関与をきっぱりと否定している。
市側の説明や、宮崎監督の弟で代理人のグラフィックデザイン会社取締役、宮崎至朗氏(57)によると、宮崎監督は昨年、市の人工島のまちづくりに対する考え方に共感。イメージ画を市側に無償で提供し、監督自身の名前を公表することも了解を取っていたという。
至朗氏は「昨年から時間をかけて監督とも話し合い、絵の使用を約束していたので(今回の事態に)途方にくれている。早急に本人と連絡をとりたい」と話した。
二十日夜、記者会見した酒井勇三郎・同市港湾局長は「至朗氏の会社を通じて監督と連絡や契約をやってきた。監督の誤解ではないか。早急に関係を修復し、事業を推進したい」と語った。