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(回答先: Re:違った角度からの簡素なレスです。 投稿者 如往 日時 2003 年 12 月 18 日 06:39:42)
如往さんはじめまして。拙文にレス付けていただきありがとうございました。
「この人は自分の言いたかったこと正確に理解してくれてる!」と感じることは気分がいいですね。
文章から察しますに、海外に勤務されたことがある、或いは外資系の会社にお勤めになったことがあるようですが、その頃のことがベースになっておられるのでしょうか。
ところで、申し訳ないのですが、私は普段如往さんの書かれる文章は難解でほとんど理解できず、どのようなお人柄か存じ上げておりません。日頃難しくない文章ばかり読んでいる私にとって、如往さんの文章はちょっと荷が重過ぎるという印象なんです。
それでも、私へのレスはおそらく私宛にやさしく書かれたため、如往さんが的確に私の言いたいことを受け止めてくださっていることがわたしに伝わってきました。
それでも、一つ理解できないん部分があるんです。
「対象の動態把握に関する日本人の意識の低さは、マーケティング論的視座からもしばしば指摘されるところです。」って、例えば、日本のビジネス上のどのような部分を指していわれているのでしょうか?
普通は、分からない部分は読み飛ばしてしまうのですが、私の問題意識のほとんどは、仕事上・商売上の気付きのようなものが出発点になっていますので、とても気になります。
もしお時間があれば、教えていただければ幸いです。
Quote
少なくとも英米系企業に働く人や英米との交渉の先端に介在している人達は気が付いていると思います。ただし、彼らに対処する流儀や構えを形成できていないことが致命的な欠落となっているのではないでしょうか。
てんぷらに揚げられないようにするにはどうしたらよいのか、最前線で彼らと切り結んでいるリーマンさんにお尋ねしたくもあり、また我々自身で深慮し対応策を鍛造していかなければならないとの自覚もあります。何れにしても、この文化的圧力を時間を超えて跳ね返すのは容易なことではありません。
Unquote
彼らに対する構えや流儀を形成できていないことが致命的な欠陥となっている、とのご指摘は本当にそうだと思います。私は、騙されても騙されても自分は騙されているという事実を受け入れようとしない日本人の方たちの交渉流儀を若干の愛着と皮肉をこめて、個人的に「イワンの馬鹿戦法」と呼んでおります。(あの物語に出てくるイワンとは、素朴なロシア愛国感情を代表したものであり、悪魔は、ヨーロッパ近代商人の金銭中心の合理主義を代表したものだと思っています)
初めて日本人と商売するイギリス人は、その善良ぶりにあきれて気味が悪くなる(自分たちのほうが騙されているのではないかと不安になる)ことがあるようです。
そのうち、日本の流儀がわかってくるにつれ、「思いっきり騙してやろう」と思う人もいるのでしょうし、ある程度、「騙されているということを悟らせない程度にチビチビ養分を吸い取ろう」という人もいるようです。
その中で、「イワンの馬鹿戦法」は、長期的な取引をするのであれば、日本人らしくて悪くない、と思っています。
一方で、広い意味で言えば詐欺行為の一種である金融のお仕事に従事している人たちが「僕は、金融の世界ではそんなことはやっちゃいけないって教わっていますし、そもそもそんなことをやっているかもしれないという前提にたつとすれば、僕の今の仕事は出来ません」とのうのうとのたまう人もいっらっいます。
こういう二次元の世界で生きているイモムシさん達は、三次元の世界から見下ろしているイギリス人がそのイモムシを割り箸でつまんで別の虫かごに入れられても気付かないようです。
各金融機関の調査部の方たちも、お勉強のできる頭も人柄もいい方たちが多いのですが、昼間に背広を着て「本当のところはどうなんでしょう」とイギリスの会社や組織に玄関から聞きに行って、そのときの話をベースに、あとは、新聞や雑誌で仕入れた知識を適当に混ぜて、3〜4枚程度のレポートにまとめて本店に送る、ということが自分の仕事と思っているような人たちですから、ほとんど絶望的です。(また、大雑把に言ってしまえば、記者さんたちも似た様な仕事ぶりの方は決して少なくありません)
だんだん愚痴になってきており、如往さんへのレスにならなくなってきましたので、ここらへんで。
今後ともよろしくお願いします。