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(回答先: リップルウッド1兆円超ボロ設け…新生銀2月上場 --- 日本政府はいつまでアメリカに貢ぎ続けるのか(『株式日記と経済展望』より) 投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 1 月 09 日 17:34:37)
■J_Coffeeの徒然草(37巻)■
http://members.at.infoseek.co.jp/J_Coffee/tsure37.html#sinseiginkou
(2004/1/8) ハゲタカの売り逃げ(前編)
新生銀行の八城社長は、中間決算の発表に際し、2004年1〜3月に同銀行を再上場させる方針を明らかにします。
時価総額は、1兆円を上回る金額になるし、コバンザメ投資家としては、喜ばないといけないかもしれません。
しかし、新生銀行とその株主に対して、私は強い憤りを感じざるを得ません。
2000年3月、リップルウッドは、破綻後一時国有化された長銀の株を10億円で買い取ります。
こうして、誕生したのが新生銀行です。
預金保険機構は、一時損失分として4兆円を超す公的資金を投入していました。
ここまでなら、リップルウッドの買値は、ほぼ妥当だったと思います。
しかし、預金保険機構との契約には、瑕疵担保特約という、とんでもない条件がついていました。
この特約が、いかにハゲタカに不当利益をもたらし、いかに多くの企業を倒産に追い込んだか。いかに、多くの失業者を日本にもたらしたか。
・・・あの事件は、2001年・・・
ファーストクレジットは、不動産担保融資を行う、店頭上場の長銀系列の会社です。 経営は苦しいながら、過去3年間で400億円の借金返済を行っていました。
ファーストクレジットは、来年度から始まる新弁済計画を37行の金融機関に提示します。新たに担保の差し入れもあり、31行から了承されます。
新生銀行は、1260億円の債権を持つ、メインバンクです。常識的には、メインバンクはこうした場合、他行よりも多くの譲歩をしなくてはなりません。
ところが、新生銀行は、この計画を承認しませんでした。それどころか、メインバンクとして、前代未聞の行動をとったのです。
2001年12月27日、ファーストクレジットについて、会社更生法の申請がなされます。負債総額は約2605億円。
◆◆ニュースを聞いた、取引先企業は呆然とします。◆◆
◆◆ 申請者は、なんとメインバンクの新生銀行だったのです。◆◆