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(回答先: Re: 破産状態のアメリカについて質問です。 投稿者 リンクフリー 日時 2003 年 12 月 28 日 11:18:22)
質問に答えていただき、また説明を加えていただきありがとうございます。
自分ではよくわからない点がおおいのでもし間違いがあれば、訂正や説明を加えていただければ幸いです。
アメリカの統計を単純化すると
GNP1000兆円
貯蓄−20兆円
経常収支−20兆円
内需980兆円
国内消費700兆円
国内投資280兆円
これを式に当てはめると。
>GNP(国民総生産)=内需+経常収支
アメリカのGNP約1000兆円=980兆円(内需)+(−20兆円)(経常収支)
となるのでしょうか?
経常収支を外需と考えれば、内需は国内消費+国内投資ですから
生産=内需(国内消費+国内投資)+外需
980兆円=700兆円+280兆円+(−20兆円)
となります。
生産=国内消費+貯蓄
680兆円=700兆円+(−20兆円)
とも表せますので、
貯蓄=国内投資+外需
260兆円=280兆円+(−20兆円)
とも表現できるのです。
私のわからないとこはここです。
>こうして経常収支が赤字になると、海外から資金の取り入れを行って
バランスが取られます。
アメリカは金融資産ストック5000兆円の国であり、この部分を取り崩すことにより
自国でファイナンスできないでしょうか?
ちょこれは、わが国が1400兆円の貯蓄があるからこそ国債サイクルを維持できるというのに似てないでしょうか?
ドルから、他国に対し払うときドル安の波を形成しますが5000兆から見れば
維持可能なフローの流れではないでしょうか?
)90年代にバブルで踊ったのは富裕層中心。
中所得層以下は堅実消費持続
90年代の米国家計に対する一般的見方は、「バブルに踊り所得の伸び以上に消費を伸ばし、結果として貯蓄率がゼロ近辺まで低下した」というものであろう。しかし、家計の消費行動をマクロの視点からのみ見ていては見誤る。所得階層別に詳細に見ると、まったく異なった現実が浮き彫りとなるのだ。
FRBの調査によれば、92年から2000年の間に家計全体の貯蓄率は5.9%から1.3%へと低下したが、実は貯蓄率が低下したのは多額の株式資産を持ち、株価上昇による資産効果の影響を受けた高所得層のみで、中所得層以下の貯蓄率は逆に上昇していたのである(図表6)。92年から2000年の間に、米国全体の家計貯蓄額(フロー)は2000億ドル減少したが、そのうち最富裕層が2400億ドル減少させているので、それ以下の層は逆に400億ドル貯蓄額を増加させたことになる。逆にいうと、バブル崩壊の影響は最富裕層に大きく出るが、それ以下の層では影響は小さいわけで、バブル崩壊下にあっても最富裕層以外の家計の消費が可処分所得の伸びに見合った堅調な伸びを示し個人消費全体を下支えしたといえる。
このことはミクロの消費データで確認される。高額品を扱い、富裕層を主要顧客とするデパートの売り上げはバブルの余韻が残っていた2000年の前年比4.6%増から、2001年には前年比減少に転落したが、一方、低・中所得層を主要顧客とする総合スーパー等(含ディスカウントストア)や食料品店はプラスの伸びを持続している(図表7)。
http://mitsui.mgssi.com/compass/html/0204/eco_01.html 【三井物産戦略研究所】