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(回答先: 破産状態のアメリカについて質問です。 投稿者 hou 日時 2003 年 12 月 28 日 07:42:41)
hou様
私は人様に解説するほどの者ではありませんが、理解している
範囲でひとつ。
4500億ドル(約46兆円)は財政赤字のことだと思います。
貿易赤字も4300億ドルだかそのくらいあったと思います。
また、アメリカの国民も借金漬けで貯蓄はほとんど無い
といわれています。
財政赤字、貿易赤字、国民の借金を合わせて三つ子の赤字
などといわれる場合もありますが、まさに今のアメリカは
恒常的な赤字国家になっています。
一方、日本ですが恒常的な貿易黒字国であり、対外債権も
豊富で毎日莫大な所得収支が還元されています。国民も
約1400兆円の金融資産を持つと言われています。確かに
財政赤字は大きいですが、この経常収支の黒と国民の
資産をファイナンスするために赤字になっているのです。
経常収支の黒字と国民資産がたいへん大きいため
国の赤字もその分だけ大きくなっているのです。
ですから経常収支が赤字にならない限り財政赤字が
あったとしてもマクロ経済的にはそんなに気にする必要
はないのです。
ですから、マクロ的には恒常的赤字国であるアメリカ経済の方
が危機的と言わざるおえません。但し、現在は日本や中国など
の貿易黒字分によってアメリカの赤字はファイナンスされてい
ますので、このシステムが正常に機能しているうちは破綻する
ということは無いと思いますが。
蛇足になりますが、日本の知能指数は世界一高いということを
ご存知でしたか?万国知能指数一覧のデータを公開しているサイト
があります。知能指数が万能とは思いませんが、勤勉さを
表すひとつの指数ではあると思います。この勤勉さが日本経済の
推進力であり、勤勉さを失わない限り日本経済についてはそんなに
杞憂する必要はないと考えます。
万国知能指数比較
http://www.rlynn.co.uk/pages/article_intelligence/t3.htm
株屋や銀行屋や先物取引屋さんは為替や株式などの相場が上下してく
れないと商売にならないので、適当な理由をつけて騒いでいるだけです。
ゲームでもしている感覚でほどほどに楽しむか、外からあくまでも客観的に
眺めているのが一番賢い方法だと私は思います。