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景気持ち直しのシナリオが描かれた=GDPで竹中担当相
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200311140019.html
[東京 14日 ロイター] 竹中経済財政・金融担当相は、閣議後の会見で、けさ発表された7─9月期国内総生産(GDP)成長率が前期比プラス0.6%となったことについて、景気持ち直しのシナリオが描かれた、との見方を示した。そのうえで、内閣府が先に上方修正した年2.1%の成長見通し達成に向けて動いている、と述べた。
竹中担当相は、「われわれが描いている(景気)持ち直しのシナリオが示された形となった」と強調。そのうえで、GDPに対する貢献の大部分が民間設備投資である点も、従来から示してきた想定どおり、との認識を示した。
さらに、「単純計算で残り2四半期がゼロパーセント成長だったとして、どれだけ下駄をはいたかという議論をしても、成長率は単純に年度で2.2%という数字になる。内閣府が改定した数字は2.1%に上方修正したが、実現に沿って経済が運営されていると思う」と語った。
デフレについては、「なかなか根強い、しつこいデフレであるとの認識を改めて持っている。名目成長率はほぼ横ばいと思っているが、引き続き政府・日銀一体となったデフレ克服への努力が非常に重要である」と述べた。
今後行われる来年度の予算編成では、骨太の方針にもとづいてしっかりした予算を形成する、としたうえで、「与党の政策公約の中には経済活性化に向けた強い決意が示されている。政府・与党一体となって構造改革を加速させる非常に強いモメンタムを感じている」と述べた。
一部で政府による公的資金注入の検討が報じられた足利銀行について竹中担当相は、「報道は承知している。しかし、その個別行に関しては今まだ検査を続けているところで、私自身も最終的にどういう中身になっているのかは何も聞いていない。そういう憶測に基づく報道が出ることはいかがなものかと思う。検査も決算も何も決まっていないので、コメントする立場にはない」と語った。
足利銀行に関する報道があった後、13日の株式相場で、破綻処理にならないなどといった憶測を背景に、あしぎんフィナンシャルグループ<8352.T>の株価が上がったことについては、「個別の株価の話なのでコメントする立場にはない」としたうえで、「市場関係者にはしっかりした対応をお願いしたい」と述べた。