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(回答先: 年金支給、70歳に引き上げも=額賀自民政調会長 時事 投稿者 M 日時 2003 年 10 月 25 日 01:38:09)
【ローマ=秦野るり子】イタリアの3大労組は24日、年金改革に反対するゼネストを行った。職種によってストの時間帯は異なるが、午前中はほとんどの鉄道がストップ、金融機関も窓口を閉じるなど日常生活に大きな影響を与えた。
イタリアは、欧州のなかでも手厚い年金制度で知られるが、その支給総額が国内総生産(GDP)の14%を超えるまでに膨らみ、しかも少子化が急速に進んでいることから、このままでは将来、破たんするのは必至。このため政府は現在、支給開始年齢の繰り下げなどを柱とする法案を準備中だ。
しかし、この日のゼネストに見られるように抵抗は大きい。1994年に発足した第1次ベルルスコーニ政権が7か月の短命に終わった一因が、年金改革に着手しようとしたことだったことから、今回、労組などの反対を押し切って首相が改革を断行できるかに注目が集まっている。
この日は、午後は航空便約150便が欠航予定、また、ミラノでは、夜に予定されていたスカラ座のオペラ「トスカ」の公演が中止されるなど、様々な分野に影響が出ている。
(2003/10/24/22:32 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031024id24.htm