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(回答先: 道路公団側、価格競争を「制限」 亀井氏関連企業が落札 [ asahi.com] 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 10 月 20 日 07:48:04)
日本道路公団の理事が99年夏、有料道路の交通管理業務の委託先を決める初めての入札の直前、ファミリー企業の社長に会い「新規業者に機会を与える入札なので、低価格で入れないように」と話していたことがわかった。この入札での新規業者は、亀井静香元建設相が設立に関与した警備会社だけで、同社が落札した。その後も、公団の交通管理業務に新規参入できたのは同社だけの状態が続いている。
入札には公団子会社「東日本ハイウェイ・パトロール」(東京都港区)などファミリー企業2社と警備会社「ジェイ・エス・エス」(同千代田区)の3社が参加した。
関係者によると、東パト社社長(当時)が入札直前に、交通管理を担当していた理事から公団本社に呼び出され、約10分間面会。「低価格で入れるなら今後すべての契約価格を低く抑える」などと言われた。応札価格まで聞かれ、9800万円と答えたという。
公団理事は朝日新聞の取材に対し、入札前に社長と会ったことを認め、「『社会的節度をもってやってください』『そんなに低価格で入れないように』と言ったかもしれない」と話した。応札価格を聞きだしたとの話は否定した。
入札は、東京都と神奈川県を結ぶ第3京浜道路など3線の交通管理業務の委託先を決めるため、99年7月12日にあった。ジェイ社の落札価格は9750万円で、2位の東パト社の応札価格との差は50万円だった。
交通管理業務は、道路を巡回して事故や落下物を処理したり、渋滞情報を公団に伝えたりする。それまで、公団の関連会社が随意契約で独占的に受注していた。「ファミリー企業の利益独占だ」と批判を受け、新規業者にも参入の機会を与えることになった。公団道路の維持に関する業務への競争入札の導入は、亀井氏が建設相だった97年3月に当時の建設省から発表された。
ジェイ社は、亀井氏が日本航空に働きかけ、88年に日航などの出資で設立。亀井氏は94年の参院運輸委員会で「私は(ジェイ社の)生みの親」と答弁している。同社が交通管理業務に参入した99年には、亀井氏の資金管理団体がジェイ社役員から150万円の献金を受けたり、同額のパーティー券を会社に購入してもらったりしている。
入札前の働きかけについて公団理事は「なりふり構わずファミリー企業が取りにいったら大変な批判を受けるところだった。一般の民間会社ならともかく、ファミリー企業の社長ならそのへんの事情を理解してもらえると思った」と説明する。亀井氏とジェイ社との関係について「何らかの関係があることは知っていたが、入札でどうのこうのというのはない」と話す。
亀井氏の事務所はジェイ社の落札について「正当な営業業務を行ったと聞いております」と言っている。
全国の同公団の交通管理業務については、99年に3件の入札でジェイ社をふくめ4社の新規業者が指名された。今年9月までに20件余の入札があったが、今のところジェイ社以外の新規業者は落札に成功していない。
(10/20 05:52)
http://www.asahi.com/national/update/1020/004.html