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(回答先: Re: 法華経概要 投稿者 ホケキョ 日時 2003 年 10 月 22 日 08:28:42)
ホケキョさん、レスありがとうございます。
>あっしらさんは法華経には興味はないが日蓮の教義には興味を示すとかかれています
>が、日蓮の教義イコール法華経ではありませんか.
法華経に興味がないということではなく心惹かれるものがなかったということです。
法華経が最高の仏典だとか正法とか言われていることで興味は持っています。
「日蓮の教義イコール法華経」とは考えていません。そうであるならば、立正安国論ではなく、法華経をそのまま提示すればいいわけです。
日蓮の教義は、法華経を正法と考え、時代状況(現実)をつかむなかで獲得したものだと思っています。
(これは、日蓮の流れを汲む宗派が分立ないし対立し、教義解釈で差異を見せていることと通じるものです)
釈迦が主・師・親であるとは法華経で述べられていませんし、法華経が正法だとも法華経はうたっていません。さらに、念仏宗・真言宗・禅宗が邪宗だとも語っていません。
(成仏できるよう教えることには様々な方便があると言っているくらいです)
日蓮の教義に興味を持つものは、国家社会の在り方に強い関心を持ち改革や革命を行わんとした人たちが日蓮の教義を信仰しているからです。
国家庇護=国家護持的な宗派や一般の人々の心の安寧を重視した宗派そして禅の境地に達する術を重視する宗派などとは違って、時の政治権力に対抗して国家社会の在り方を主張した点に関心があり、戦前の思想家のなかで高く評価している石原莞爾や北一輝がなぜ日蓮に惹かれたのかに興味を持っています。
★ 立正安国論
世直しさん『754年前の預言書』( http://www.asyura.com/0306/dispute11/msg/776.html )