★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 議論15 > 1128.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
あえて重ねて質問します
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/1128.html
投稿者 まさちゃん@何度やっても表示されない! 日時 2003 年 12 月 26 日 21:22:14:Iqb1V4PLkr9Og
 

(回答先: 「実現できる欲望量」算出式と欲望充足について 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 26 日 20:39:41)

あっしら様、早速のレス、ありがとうございます。ですが、重ねて愚問を。

>活動質:やりたくない人が多い仕事ほど質が高くなります。判断はまさかのマーケットメカニズムに近いものです。
>どうしてもやりたくない仕事は無償で行う輪番の強制的割り当てになるかもしれません。

死体の焼却作業と轢死体の片付け作業のどちらが質が高いか・・・マーケットメカニズムで決めるんですかぁ?
歌手や漫画家になりたがる人は多いですが、これらの仕事は質が低いのでしょうか?

>活動量:まさかの労働時間です

労働時間で量を計ることができるのは、ホワイトカラー的にしろブルーカラー的にしろ、
労働が単純作業にまで分解されていて、誰がやっても同じ質、だから時間で量を計ることができる・・・
というような場合しか厳密には成り立たないのでは(ですから現在でも成立していない)。

たとえば芸術や学術研究活動など、その成果を時間では計れない仕事はどうするのですか?

>実現できる欲望量:財やサービスが購入できる活動証書の量です

つまり、他人が決めた“活動質”や“活動量”によって、自分の実現できる“欲望量”が決まるということですね?
心身障害者の人はどうしたらいいのでしょうか?
マーケットメカニズムや労働時間では、心身障害者の人は健常者に比べて低い質で短時間の労働しかこなせないでしょう。
しかし、彼らが生きていくには、健常者以上に財やサービスが必要です。

“開かれた地域共同体”は心身健康で頑強朗らかな人間にはヤリガイのある世界かもしれませんが、弱者には地獄ですね。
まさに動物の世界と同じく、自力で行きぬけない個体は死ぬしかないというわけでしょうか?そんな社会を人間社会と呼べるでしょうか?

>「自分の欲する欲望量以上に活動(質あるいは量の、もしくは両方の面で)してしまう
人」は、活動証書を他者に贈与しない限り、
>共同体的活動成果から見たときは無駄なことをしたということになります。(交換が十全に行われないからです)
>その後、無駄な活動は調整が行われるはずです。

フェルマー予想を証明して見事解決した数学者は、どの程度報われるのでしょうか?
彼の仕事の質をどうやって判定するのか(証明した当初、世界に何人理解できる人間がいるでしょう)?
それに費やした時間をどう算出するのか(人生の大半をつぎ込んだはずです)?
また、フェルマー予想を証明して見事解決するまでその数学者は無給ですか?
多くの基礎的研究が無駄な活動として“調整”という名の淘汰を受ける気がします。

その一方で、大衆受けする下品で低俗な芸能活動の類は多く報われそうです。
何か品位にかける社会になりそうな気がします。

他人の活動を、たとえそれがどんな変なことであっても“共同体にとって無駄”という理由で淘汰する勇気は私にはありません。
何か共同体の美名を借りた「明るい全体主義」の匂いすらします。

>しかし、自分は楽しい活動時間を過ごしたからそれでいいのだと思う人もいるはずです。

確かにいるのはいるでしょう。
自分の欲望量より多かろうが少なかろうが、活動した分はキッチリ活動証書をもらうぜ・・・
大衆の原像とはそういう気がします。

多少攻撃的な表現はお目こぼしください。乱文乱筆、多謝。

 次へ  前へ

議論15掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。