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日本人は日本文明独自の論理体系と哲学を作れ、との胡蘭成先生の忠告。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年12月06日00時34分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)十二月五日(金)
(第七百八十三回)
○「日本に哲学がない、いいかえれば神道を自ら説明する理論文がない」
(胡蘭成講義録第二巻『卿雲』、八十四頁、昭和四十三年)。
○これは、三十数年前の胡蘭成先生の日本民族に対する苦言である。
○その時点でも、そのあとも、そして胡蘭成逝去(昭和五十六年)後も、
日本に哲学がない、
日本人は哲学を作るべし、
と言う提言に対する日本民族の側からの応答はない。
○ここで、「日本の哲学」と言われるとき、その意味は、日本文明の独自の
論理、独自の世界観、と解されなければならない。
○中国文明とも西洋文明とも異なる、日本文明と言うものは存在するのか。
○そもそも、この前提に於て、日本人は今、迷いに迷って居る。
○いや、この言い方は正確ではない。
○孝明天皇弑逆を敢えて実行した、岩倉、長州藩などの日本史上未曽有の
国賊が捏っち上げたニセモノ日本国、その国家の国策は、
日本文明など、存在しない、
日本文明など、存在してはならない、
と言うのである。
○しかし、にも拘わらず、縄文日本文明一万五千年の歴史を、この国賊
ども、そしてその後継者としてのニセモノ日本国、本物の日本民族の
敵、としての日本を詐称する日本政府、日本のニセ国家権力は、過去
百三十余年、総力を挙げて、一部の日本的なるものの抹殺のために、
悪逆の限りをつくした。
○胡蘭成先生は、敗戦後の日本のふはいを、痛烈に批判された。
○更に、近現代日本国家の腐敗は、明治維新勢力が、日本独自の「制度」
を作ることが出来ず、西洋の社会制度の模倣と真似に終始したところに
由来することを、胡蘭成先生は見抜かれた。
○最晩年の十年、胡蘭成先生との思想的交流を深められた岡潔先生も、
遂に、明治維新冒頭のいわゆる「五箇条のご誓文」なるものを、神国
日本の国体を破壊する邪悪の元凶、として斬って捨てる境地に到達
された。
○昭和五十三年 岡潔逝去
昭和五十六年 胡蘭成逝去
同年 保田與重郎 逝去
○この昭和五十三年から昭和五十六年までの時機、日本と中国は、西洋
文明(実は無明)を超克して東洋文明再興を目指す、ひとつの思想的
頂点を記録した。
○「日本の恐れは共産党に亡びるのでなく、民主国をも共産国をも含める
近代西洋文明の総亡にひきずられて一遍に無念となりかねないので
ある。」(胡蘭成講義録、第二巻「卿雲」、八十三頁)と言われる
通りである。
○この三十数年前の警告は今、ますます切実痛切なるひびきを以て我々
に迫る。
○この胡先生の警告を今に生かすためには、しかしながら、我々は、
孝明天皇弑逆事件の歴史的真実を直視しなければならないのだ。
(了)
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東大設立前の開成学校の「フルベッキ」が武器商人と聞いたことがあるが???
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/650.html
・・・「日本に名だたる」、「東大法学部」ですら、借り物だったんですから。
表面に出て日本を自称して居る日本はニセモノであり、本物の日本は、ひっそりと、庶民によって、営々と維持されて居る。[週刊日本新聞]
http://www.asyura2.com/0311/bd32/msg/250.html
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胡蘭成曰く。日本の男は独自の学問と制度を作ったことがない、そこに日本文明の弱点と、危うさがある、と。[週刊日本新聞]
http://www.asyura2.com/0311/bd32/msg/185.html
〜関連3(下記、及びそのレス)
天皇家の幻想、権威を権力信仰に利用してきた歴史は、わずか百数十年(東海アマチュア無線地震予知研究会)
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歴史、歴史って言うけど
http://www.asyura2.com/0311/bd32/msg/267.html