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福岡市の松本真二郎さん(当時41歳)一家4人殺害事件で、犯行を自供した元専門学校生、魏巍被告(23)(別の傷害罪で起訴)が、事件当時、松本さん宅からなくなっていた玄関マットについて、「車で遺体を運ぶ際、覆い隠すために使い、遺棄現場近くの空き地に捨てた」と供述していることが21日、わかった。
福岡県警の捜査本部は、犯行を裏付ける重要な証拠とみて、博多湾の現場付近を捜索している。
松本さんら4人は6月19日深夜から20日未明にかけて殺害され、自宅から約3キロ離れた同市東区箱崎ふ頭の博多湾に遺棄された。自宅の2階に上がる階段と玄関には血痕があり、玄関に敷いてあったマットがなくなっていた。
魏被告は「玄関から侵入し、家族を襲った後、遺体を運び出し、ベンツに乗せた。博多湾まで運ぶ際、窓越しに遺体が見えないようにするため、玄関マットをかぶせた」と供述している。
(2003/9/22/03:19 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030922ic01.htm