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(回答先: Re:やはり何か欠陥があるように思います 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 9 月 29 日 21:26:06)
すみちゃん、レス有り難うございます。
これは掲示板がダウンする前に書いていました。
歴史の中に退いて、あたかも遺跡を眺めて物思いにふけるような現実逃避のダメ論考だと、その間に解りましたが投稿します。
今、必要なのは冷徹な病理解剖と対策ですから。
……………
表題のことを考えると、茫然としている中に思考がさまよいます。
武蔵・大和の誕生に関わった技官たちも、技術者なりの狭さはあれ、建造した艦が誇るべき優れたものとして創られると確信して
いたと想います。連続徹夜も辞さなかったと聞きます。戦後、彼らはどう想ったんだろうかと考えてしまいます。
何でここまで膨張したか
私にも説明は付きにくい…、しかし、今ふと想いました。
インカの遺跡も突如滅びたようですが、あれほどの建造物を作り続けた人々も浮かされたようだったのだろうか。日本の膨大な
物量も、歴史の中で不可解な遺跡的事例として廃墟のように残されるんだろうか…
中国の三峡ダムを造る大工事について、あるビジネスマンが言っていました。
狂っている、歴史の中に成功の印を築こうとしている。中国の根深い衝動だ。
エコロジーもコスト・パフォーマンスもへったくれもないそうです。
上海の長江対岸をご覧になりましたか…
インドのタージ・マハール…王はあの墓廟のために国を傾けたそうです。
稲垣足穂の「黄漠奇聞」のバブルクンドの王を思い出します。
明治の「近代化」のときははっきりとしていたようです。彼岸の西欧を形から追ったから。
足穂は多分読まれたと想いますので、他の方のために
http://sun-cc.juen.ac.jp:8080/~yuji/inagaki-koubakukibunn.htm
たけ(tk)さんがモアイの事を仰っていましたが、日本は金も廻る成功の象徴を造ろうとしたのか。
千年後、ストーンヘンジのように草原に脚柱が立ち並んでいるかもしれません。
この失敗を糧に、これから生まれるものを信じられます。
けれど、ふり返ると茫然とする。