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(回答先: 日本近代文明の欠陥とは? 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 9 月 29 日 19:30:57)
マルハナバチさん。 レスありがとうございます。
最近、殺伐とした事件事故関係ばかり投稿しておりまして失礼致しました。
染谷さんのケースは私の推論が間違いという指摘を受けましたので、犯人逮捕を待っています。
(あっしらさんの「阿片(モルヒネ)と星製薬」を読んで衝撃を受けました。人民は弱し、真実は痛かりき。)
そうですね。 私も戦前の陸軍と阿片との結びつきについては、(星製薬とは結びつけては)考えておりませんでした(阿修羅板で前にちょっと読んだ記憶はあります)。
モルヒネですからね。 確かに、おマヌケでございました。
あっしらさん。 ご教示ありがとうございます。
(星新一の「人民は弱し 官吏は強し」は、まだ社会に出ていない学生のころ読みました。
野心や意欲にあふれている若造の学生であった私が、あの本に書かれている官吏と、それに癒着した財界人の阿漕な手口を知った時、冷や水をあびせられたような想いをしました。)
私も学生時代に読みました。
まったく同じ感想です。 学生の必読書に違いありません。
星新一さんはご子息ですから、その分、割り引いて読む必要はあるでしょう。
あっしらさんのご指摘を鑑みますと、確かに良い例ではなかったのかもしれません。
「明治・父・アメリカ」を読みますと、星一は、マックス・ウェーバー的な行動的禁欲精神に溢れた精力的な人間ですね。
スマイルズの西洋立志伝を真に受けてそのまま実行しようとしたわけです。
このような精神は、いずれの国でも国家統制を基本とする医薬品製造販売に対する規制と両立しないものであることは当然かもしれません。
ところで本題の入口です。
私には手に余ることなのですが考えてみたいです(幼稚な話になるかもしれません。 その場合はご容赦下さい)。
(日本が西欧近代の根を持たないところから、近代の富国強兵殖産興業の種子を獲得した方法
それを産業化するために採用した産業内外での構造と癒着)
これ自体は、近代を前提とする限り正当かつ効果的ですね。
国家資本なくして、近代産業勃興期の設備投資ができないことは当然でしょうから。
製鉄所や造船所ができたのは、まさにこれがあったからです。
このような投資は、近代国家として自立していこうとする限り、否定できないです。
これ以外に近代産業国家に仲間入りする方法はないでしょうね。
しかし、現状を見ると、「官田」の投資は惨憺たるものに見えます。
私は旅行が好きですが(なかなか行けませんが)、ここ10数年ほどで、全国各地に面妖な建物が激増したことに注意を惹かれます。
全国各地にある「文学館」のことです。
上林暁って判りますか? 文学館があるのですね。
「るるぶ」をご覧頂くと判ります。特に過疎の県が良いです。
新しい施設のほとんどは「官田」関係なのです。
文学史のありとあらゆる作家ごとに文学館があります。
美術館も物凄い数です。
実は科学関係も凄いです。
確かに子供は喜びますけどね。
第三セクターの鉄道はどうでしょう。
これも旅行するたびに強い疑問を覚えます。
例えば首都圏に北総開発鉄道という鉄道があります。
千葉県北部の原野を走る鉄道であり、千葉ニュータウン近辺の開発を目的としています。
最近の「エコノミスト」「ダイヤモンド」誌によると、凄まじい累積赤字を出しています。
私は電車が好きです。 これにもわざわざ出かけて乗ってきました。
乗ってびっくり。 どの駅も凄く立派なんです。 コンクリートの総量が物凄いんですよね。 駅舎の建設費はコンクリート重量に比例すると考えて良いです。
ところがどの駅も昇降する人はほとんどいません。
なにしろ駅前がすべて畑なんですよ。
家家は原野のはるか遠くに見えます。
ここから夜中に通勤していると、原野で痴漢に襲われそうで怖いです。
多数の駅があるのですが、千葉ニュータウン駅までまとまった人数は昇降しないようです。
どうも駅前の土地を地主が押さえていて、住宅、商店、道路に開放していないようです。
これでは累積赤字が直る見込みはないですね。
要するにみんなで公費を食ったと考えて差し支えなさそうです。
これは一例ですが、全国どこにいっても同じような構造があるようです。
例えば宝島ブックスシリーズ(A5版の本)に多数実例が乗っています。
凄いですよー。
これらの公費は、一般会計も大きいですが、郵便貯金の方が大きいみたいですね。
小金持ちは有利な郵便貯金に金を集めて有利な運用を狙う(事実、奇怪なくらい、有利で安全なんです)。
一方で民間企業の売り上げは縮小する。
公費に群がる人々は増える。
利口な人間は腹をあまり痛めずに確実に公費を抜く。
というわけで、官田関係の投資が悲惨なありさまになってしまったわけですね。
やはり病巣があるとしか思えないです。
どうしてなんだろうと考えたのですが。
星一への妨害手法をそこで思いだしたというわけです。
これは適当な例ではなかったかもしれませんが、起業家への陰湿な妨害の実例は事欠きません。
「知人」と「知人ではない他人」との扱いは徹底的に差別的なんですね。
こういうことがたび重なるうちに、起業者が少なくなり、みんな可能な限り公費を食っていくことが効率的だという結論に到達したようです。
その結果ではないのかなあ。
別にこういう話は地方やゼネコンには限りません。
電気系の大手などもそうですね。
以上が欠陥だと思います。
もちろん、どの国でもよくある話です。
しかし日本では、どうも「食われちゃった」金額が半端ではないです。
前代未聞の金額です。
何でここまで膨張しちゃったんでしょう。
以上問題意識ということでとりあえず。
眼前の現実を述べただけの陳腐な話ですみません。