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【バグダッド=中津幸久】米CNNテレビによると、イラク駐留米軍は21日、フセイン元大統領のいとこのアリ・ハッサン・アル・マジド元国防相を拘束したことを明らかにした。拘束は数日前とみられる。拘束場所は不明。
マジド元国防相は1988年のクルド人虐殺で化学兵器の使用を指示したとされ、「ケミカル・アリ」の異名を持つ。米軍の指名手配リストの5番目に位置づけられている重要人物。
マジド元国防相はイラク戦争中の4月上旬、米軍の空爆で死亡したとの情報が流れていた。その直後、米英軍は元国防相が拠点にしていた南部バスラ近郊の施設を化学兵器専門家とともに捜索したが、化学兵器は発見できなかった。
(2003/8/22/00:55 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030821i114.htm
★ 読売新聞は、“記憶力”がないのか意図的なのかわからないが、4月上旬にそれなりに大きく扱われたアリ元国防相の死亡報道をまったく無視した記事を書いている。
それにしても、英米政権の情報操作は実に不可解である。
アリ元国防相は、4月7日にバスラで空爆で殺されと報じられ、後にDNA鑑定で確認されたと発表された人物である。
(BBCニュースは、バスラの川の側にある家屋の映像を流し、そこで殺されたと丁寧に報道していた。しかし、BBCも、先ほどのニュースで「殺害されたとされていたアリ元国防相が拘束された」とひとごとのように報道していていた)
殺害発表は、英国情報機関が出元である。
今回の拘束情報は米国国家機構のどこかからリークされたものであろう。
アリ元国防相について、死んだことにしてしまいたい組織と生きて“拘束”していることを明らかにしたい組織とで対立があるということだろうか?
アリ元国防相の死亡確認を発表した英米国家機関は、今回の報道について説明責任を負っている。
米軍が拘束したと発表した数多くの人は、2、3人を除き拘束時の写真や映像が公開されることもなく、その後どのような状況に置かれているのかも伝わってきてきない。
アリ元国防相も、殺されたのか、拘束されたのか、どこかで生きているもか、真相はわからないのである。
ともかく、このような報道が出てくるようでは、ウダイ及びクサイの二人を殺害したという米軍発表も信じられないという人は多いだろう。