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↑19日、爆発で炎上するバグダッドの国連現地本部の建物=AP
バグダッドの国連施設で自爆テロ、10人死亡60人けが
バグダッド市内にある国連の現地本部事務所が入ったカナル・ホテルで19日午後4時半(日本時間同日午後9時半)ごろ、大きな爆発があり、多数の負傷者が出ている。CNNによると3人が死亡した。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」は、死者は10人に上り、60人以上がけがをしたと報じた。国連広報官は、デメロ国連事務総長特別代表がこの爆発で重傷を負ったと明らかにした。CNNが米軍スポークスマンの話として伝えたところでは、「自動車に積まれた爆弾が爆発した」という。AP通信などによると、米軍高官は「自爆テロを示唆する証拠がある」と語ったという。
CNNの現地からの映像によると、カナル・ホテルの前面は1階から最上階の3階まで大きく崩れている。建物の前では乗用車数台が黒煙を上げて燃えており、駆けつけた米軍兵士やイラクの警察官が負傷者の救助に当たっている。米軍のヘリコプターが上空を警戒するとともに、負傷者の搬送に当たっている。
爆発はデメロ氏の事務所のすぐ下で起きており、米軍スポークスマンは、「デメロ氏の事務所は爆発で破壊された」と話した。デメロ氏はまだ、がれきの下にいるという。当時、ビルの中では国連関係者や非政府組織(NGO)職員ら200〜300人が働いていた。
爆風で、建物の周囲1.5キロ四方で窓ガラスが割れたほど、爆発は激しかったという。
爆発の際、同ホテルでは国連による記者会見が行われていた。建物内にいた人たちは爆発後、避難した。
カナル・ホテルは地上3階建て。イラク戦争前に、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)が大量破壊兵器の査察を実施した際に拠点とした建物で、戦闘終結後には人道援助などの拠点事務所として使用され、援助関係者や報道関係者が集まる場所として知られている。現地では、イスラム過激派や旧フセイン政権支持者など米英軍の駐留などに反対する勢力が、より攻撃しやすい施設として国連関係の施設を狙ったという見方も出ている。
(08/19 23:34)
http://www.asahi.com/international/update/0819/010.html