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(回答先: バグダッドの国連施設で自爆テロ、10人死亡60人けが [asahi.com] 投稿者 ひろ 日時 2003 年 8 月 19 日 23:55:33)
国連、復興支援継続を表明 米英占領当局の責任にも言及
バグダッドでの国連現地本部爆破事件で、国連安全保障理事会と国連報道官は19日、「テロ攻撃」と断じて強く非難するとともに、国連が今後もイラク復興での支援活動を続けることを表明した。報道官はまた、現地本部の警備は米英の暫定占領当局(CPA)の責任だと繰り返し指摘。今後、安保理などで米軍を中心とする警備側の責任論議が浮上しそうだ。安保理は20日夕、休暇中のアナン事務総長の帰任を待って事件の詳細について国連事務局の説明を聞き、緊急協議を行う。
国連側は19日夜(日本時間20日朝)の段階で、死者17人を確認したと発表している。うち、デメロ事務総長特別代表ら国連本部職員6人とユニセフ職員1人の氏名が公表された。国連はとりわけデメロ氏の死に強い衝撃を受けており、国連本部前から加盟各国の国旗を撤去、国連旗だけを半旗で掲げて死を悼んだ。通常は国家元首に適用される措置だ。
安保理はこの日午前、中東問題で開かれた非公式協議を急きょ切り替えて事件の概要を聞いた。議長国シリアのメクダッド次席大使が代表して記者団に声明を読み上げ、「テロリストによる犯罪的な攻撃」と断じた上で、「この事件でイラクの人々を助けようという国際社会の意志がくじけることはない」と語った。
アナン氏は声明で事件を「暴力」としたが、エクハルト報道官はその後の記者会見で「テロ攻撃」と断じた。報道官はまた、事件はイラクの再建に一時的な後退をもたらすだろうが、「その後は我々の決意次第。我々はこの攻撃で任務をやめることはない」と述べた。
報道官は、イラクでは地元の人々、援助関係者、国連職員を問わず「安全はCPAに完全に頼っている」「国連現地本部の警備もCPAの責任」と指摘。今回の事件の責任はまず、CPAにあるという見方を示唆した。
ジュネーブ条約では占領国が治安に責任を負うとされるが、CPAはこの間、国連現地本部や各国の公館に関して安全の責任は保証できないと通知して物議をかもした経緯がある。このため、国連外交筋は今後、米英軍の責任問題が浮上するという見方を示している。
今回の事件の捜査もCPAが行うことになる。
(08/20 12:26)
http://www.asahi.com/international/update/0820/009.html