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(回答先: <大停電>米北東部とカナダで NYが都市機能まひ(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2003 年 8 月 15 日 11:39:26)
【ワシントン=笹沢教一】米国、カナダで14日に発生した大停電の原因について、米連邦エネルギー規制委員会や電力会社は、電力需要の急増による電圧低下か、落雷などのきっかけで、米カナダ国境地域の発電所がまず停止、送電系統が混乱した結果、ほかの発電所や電力供給施設にも飛び火したと見ている。
一般に、発電所に発電量を上回る需要が集まると、地域全体の電圧低下を招く恐れがあるため、送電を緊急停止するなどの回避措置を取る。家庭用電源の電圧低下を避けるためにブレーカーが飛ぶようなものだが、いったん発電所の一つが停止すると、残った発電所に需要が集中して連鎖反応的に停止を招き、広域停電となるケースがある。
1977年7月のニューヨーク大停電では、まず落雷で一つの発電所が機能停止し、1度は復旧しかけたが、残った発電所などの施設に急激な需要が集中してまひが広がり、完全復旧までに3日を要する大停電を引き起こした。今回の停電は、徐々に回復しつつあるが、急激な需要増が再び電圧低下を招く恐れがあり、油断は禁物だ。
余剰電力の融通など広域停電を避ける機能は、電力供給網に不可欠なはずだが、停電が起きた北米東部地域では、電力会社のコスト削減などで供給設備が十分に近代化されていなかったとの指摘もある。インフラの欠陥も含めた複合要因が送電停止の連鎖反応を生み出した可能性も否定できない。
各設備の運転出力と電力需要との微妙なバランスは、コンピューターで管理されるため、ウイルスを使ったサイバーテロなどによって電力供給がマヒすることも考えられるが、連邦捜査局(FBI)は、世界中を席巻するウイルス「ラブサン」と停電は無関係との見方を示している。
米メディアの報道によると、カナダ・トロントでは気温30度、ニューヨークでは33度と、この日に限って電力需要が突出する理由は見当たらない。(読売新聞)
[8月15日11時18分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030815-00000103-yom-int