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ウダイ、クサイ氏写真公開は「正しい決定」 米国防長官
ラムズフェルド米国防長官は24日、米国防総省での記者会見で、イラク駐留米軍がフセイン元大統領の長男ウダイ、次男クサイ両氏の遺体の写真を公開したことについて、「正しい決定だった」と述べた。「遺体写真の公開は禁止されていない」と語り、国際法上も問題はないとの認識を示した。
長官は、「容易な決定ではなかった」としながらも、ルーマニアの独裁者チャウシェスク大統領(当時)が処刑された際、民衆の政権に対する恐怖が実際に遺体をみるまで消えなかったことなどを指摘。「2人が死んだこと、バース党支配が終わり復活しないことをイラク国民に確信させる手だてになる」と話した。
写真を公表したことにより、フセイン元大統領の所在などに関する情報提供、バース党員や外国からの過激派らの戦意喪失、駐留米軍の安全確保などが期待できるとの見方を示した。
長官はイラク戦争中、イラクの国営テレビやアラブ諸国のメディアが米兵捕虜の映像を公開した際には、(戦時の捕虜取り扱いを定めた)ジュネーブ条約違反だと批判していた。 (07/25 10:31)
http://www.asahi.com/international/update/0725/005.html