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(回答先: イラクでは「陰謀説」が多数派を占め、ウォルフォビッツ国防副長官は「陰謀説」の広がりを認めそれへの対応として遺体写真公開を示唆 [BBCワールドニュース] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 24 日 14:49:22)
【ワシントン河野俊史】ラムズフェルド米国防長官は23日、イラク駐留米軍が北部のモスルで22日に殺害したと発表したフセイン元大統領の2人の息子について、遺体の写真を公表する考えを明らかにした。死亡の「証拠」を示すことで、イラク国民の一部にくすぶる疑念をぬぐい去るとともに、元大統領を支持する残存勢力による米軍への攻撃を押さえ込むのが目的。しかし、写真の公表をめぐっては米政府内にも慎重論があり、波紋を広げそうだ。
ラムズフェルド長官は23日夕、議会関係者との会談の後、記者団に「写真は公表されるだろう」と語った。時期については「まもなく」と述べるにとどまった。
米政府は同日朝から写真の公表問題で揺れた。バグダッドで記者会見した駐留米軍のサンチェス司令官は、歯形の鑑定やエックス線映像で遺体を長男ウダイ氏と二男クサイ氏と確認したと説明。しかし、報道陣から「それを、どうやってイラクの人々に確信させるのか」と質問され、近いうちに何らかの情報を公表する必要があるとの考えを示した。
一方、ウルフォウィッツ国防副長官は同日午前の記者会見で、イラク国民を信用させるために米政府内で遺体の写真の公表について検討を続けていることを明らかにした上で、「衝撃的な映像の公表が子供などに与える悪影響」と「フセイン政権の復活があり得ないことをアピールし、駐留米軍に対する残存勢力のゲリラ攻撃を抑止する効果」という相反する側面があることを指摘。米政府としても苦慮していることをうかがわせた。
丸一日の検討の末、ラムズフェルド長官が明らかにした結論は、米軍への攻撃に対する抑止力を優先する形になった。米英占領当局のブレマー行政官もCNNテレビの番組で「その(写真の公表)ようなことを考える必要がある。一両日中にもイラクの人々の要請に応えた措置をとることになるだろう」と語った。しかし、米政府内には写真の公表がかえって復讐心に火をつける結果になることを懸念する声もあるという。
[毎日新聞7月24日] ( 2003-07-24-11:06 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030724k0000e030026000c.html