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(回答先: 「ソ連製の核弾頭を既に持っている」weeklypost 投稿者 M 日時 2003 年 6 月 10 日 13:37:02)
(5) アメリカの“北朝鮮先制攻撃の可能性
http://www.weeklypost.com/jp/030620jp/news/news_5.html
米朝間の軍事的緊張も再び高まっている。
ブッシュ大統領は日米首脳会談やエビアン・サミットで≪対話と圧力≫という対北朝鮮外交の基本姿勢を強調したが、4月の米中朝協議以来、対話は進んでおらず、アメリカは日本とともに北朝鮮に対する事実上の経済封鎖に乗り出した。
それと同時に、在韓米軍の大規模な配置換えを計画している。
休戦ラインの38度線に配置されていた精鋭の陸軍第2歩兵師団を後方に移動させ、在韓米軍の司令部も首都・ソウルから南部に移すことを検討中なのだ。
南北融和をバックアップするために兵を引くわけではない。目的は逆である。
元公安調査庁第2部長で北朝鮮ウオッチャーの菅沼光弘氏は米軍の動きをこう分析している。
「アメリカは軍事的オプション、つまり北朝鮮に対する先制攻撃を真剣に考えている。表面的には経済封鎖という非軍事的戦略で圧力をかけているものの、北朝鮮はこれまでそれほど外国との貿易は多くないし、食糧やエネルギー支援を止めても、国民は餓死するが金正日政権は持ちこたえてきた。アメリカは本音では経済制裁で核開発を止めることはできないと判断していることは間違いない。
しかし、軍事的オプションをとる場合、38度線に展開している米軍は真っ先に北朝鮮から反撃され、大きな被害を受ける可能性が高い。ソウルも休戦ラインから近すぎて戦場になる。そこで、第2歩兵師団を後方に下げて、いざ開戦となった場合に“人質”にされることを防ごうとしている。陸上部隊のかわりに航空兵力を増強しているのも、イラク戦争同様、大量の航空兵力を一気に投入して北朝鮮の反撃能力を奪う作戦を想定している」
そうなれば、まさに日本が米朝の核戦争の舞台になる。前述のアメリカ有力シンクタンクの大量破壊兵器被害予測も、広い意味で、米国防総省の対北朝鮮軍事作戦の事前準備の一つと見ればリアリティが一段と増す。
「ブッシュ大統領は来年9月に改選を迎える。イラク戦争には勝利したものの、フセインも、ビンラディンもまだ拘束できない。北朝鮮に外交交渉だけで核を放棄させることができれば大きな政治的得点になり、再選の道も開けるだろうが、そうでない場合、北朝鮮問題を一気に解決させるために、大統領選挙前に思い切って先制攻撃に出る可能性は十分にある」
半島をめぐる一朝有事では、日本は否応なく≪核の標的≫になることは避けられない。そうした待ったなしの緊迫した課題を前にいたずらなパフォーマンスなど無用だ。あくまでも、どんなことにも、腰を据えて≪日本の本気≫を示し続けることが第一ではないか。