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(回答先: 「東北アジア共同体は歴史的必然」 朝鮮日報 投稿者 小耳 日時 2003 年 6 月 09 日 11:17:53)
韓日首脳、「対北制裁」めぐり相当の差
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と日本の小泉純一郎首相は7日の首脳会談で、朝鮮
民主主義人民共和国(北朝鮮)核問題の平和的解決の原則を再確認した上で、共同声明を採
択したが、北朝鮮に対する圧力および制裁手段の行使については相当な意見の差を表した。
両首脳は共同声明で、「北朝鮮の核兵器保有はもちろん、いかなる核開発プログラムも容
認しないこと、そして同問題を平和的かつ外交的に解決すべきだということで合意した」と
明らかにした。
また、「北朝鮮がこれ以上事態を悪化させる行動を取らないよう強く促す一方、北朝鮮の
核兵器プログラムは、検証可能で不可逆的な方法で廃棄されなければならない」ということ
で意見を集めた。
しかし、北朝鮮による事態悪化の対策と関連し、「圧力」を強調する日本と、「対話」を
重視する韓国の立場が平行線をたどり、接点を見出せず、「韓米、米日首脳会談で合意され
た原則を再確認」する程度で折衝した。
小泉首相は、会談後の共同記者会見で、「北朝鮮が事態を悪化させる場合、韓米日3カ国
が緊密に協議し、強硬に対応する必要があると認識している」とし、「北朝鮮の(麻薬取引
など)違法行為に対する規制や取締りも厳正な立場で対処して行く考え」と述べた。
また、日本が独自で北朝鮮との関係改善を図る意向を聞く質問に、「日本は北朝鮮核、ミ
サイル、日本人拉致問題を包括的に解決するというのが基本方針」とし、「日本が単独で解
決できる問題ではないと考える」とし、そのような可能性を一蹴した。 &n bsp;
また、「日本は、日朝の国交正常化の後、北朝鮮に対し経済的支援などを考慮する」と
し、北朝鮮核問題の解決および国交正常化の以前に、経済的支援を行う意思がないことを明
確にした。
一方、盧大統領は会見で「北朝鮮核問題の解決において、対話と圧力を並行すべきだが、
韓国政府の立場としては、対話の方により重きを置いて(会談で)申し上げたということを
明らかにしておく」と述べ、意見の食い違いがあったことを示唆した。
盧大統領は会談で6日、日本の参議院を通過した「有事法制」に対する周辺国の憂慮を伝
え、小泉首相は「有事法制は専守防衛の概念に基いた防御用」だと説明した。
両首脳は声明で、「過去の歴史を直視し、これを土台に21世紀の未来志向的な両国関係
の発展のために、共に前進すべきだということで認識を共にした」と過去の歴史に触れた。
盧大統領は会見で、「過去の歴史は大統領の宣言で終結する問題ではなく、国民の相互努
力が肝心だ」と述べた。
両首脳は会談で、▲自由貿易協定(FTA)締結のための政府間交渉を早期に開始 ▲日
本大衆文化の開放を拡大 ▲社会保障協定及び税関相互支援協定の早期締結 ▲金浦(キン
ポ)〜羽田間の航空便の早期運行を推進、ということで一致した。
また、2005年を「コリア・ジャパンフェスタ2005」に定め、各種の文化、学術事
業などを共催することにした。
盧大統領は8日、東京放送に出演、日本国民100人余と「日本国民との対話」を行っ
た。
辛貞録(シン・ジョンロク)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/06/08/20030608000023.html