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(回答先: <バス乗っ取り>騒ぎを起こすことが目的だった? 日野容疑者 (毎日新聞) 投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 29 日 13:25:58)
冷静運転手 スピード解決 終始なだめ説得
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「まだ若いんだから、今のうちならまだ間に合う」「おれは山の中で育ったんだ」。興奮した日野容疑者の気持ちを和らげるように何度か語り掛けた…。バスジャック犯に包丁を突き付けられながらも高速道を走り続け、乗客を安全な場所に導いた川中島バスの運転手大日方修さん(54)=上水内郡小川村=は容疑者を説得した状況を二十九日未明、自宅前で語った。
長野市内の川中島バス本社で開いた記者会見では、事件経過と犯人とのやりとりを説明。「警察をできるだけ集めろ」という日野容疑者に対し、大日方さんは「警察官やパトカーが向かっているから」と終始なだめるような口調で語り掛け、落ち着かせるように配慮したという。
運転歴三十年以上のベテラン。バスジャックに対処する訓練もマニュアルを使って日ごろから行っていたというが、「なかなかすべての動作をできるものではない」と緊迫の一時間を振り返った。
帰宅した時の大日方さんは疲れた顔ながらも、ほっとした表情で「西鉄高速バスの事件も思い出した。お客さんにも自分にも、家族がいる。できるだけ、誰もけがをしないようにしたかった。みんな無事でよかった」と語った。
http://www.shinmai.co.jp/news/2003/07/29/009.htm