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(回答先: 防犯カメラ推進に慎重論も 鹿児島は49台、全国各地で 共同通信 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 17 日 07:26:19)
死角多い立体駐車場、防犯にコストの壁 (03.07.16)
長崎市の男児誘拐殺人事件で、立体駐車場の安全対策が改めてクローズアップされている。不特定多数が出入りし、夜間は人気が少なくなるだけに、「犯罪の温床」と指摘する声も強い。警察や駐車場経営者は緊急の対応を迫られている。
長崎家裁に送致された中学1年の男子生徒(12)は1日夜、長崎市万才町の立体駐車場(7階建て)の屋上から、幼稚園児、種元駿(しゅん)ちゃん(4)を突き落とした。
殺害現場は、屋上に設置された2台の防犯カメラの死角になっていた。駐車場内はコンクリートの柱や、駐車車両が視界を遮り、料金を徴収する従業員も2人の出入りを確認できなかったという。
長崎県警によると、2001年に県内で起きた刑法犯は1万4097件。うち、23%に当たる3242件が駐車場・駐輪場で発生した。道路(14.5%)や1戸建て住宅(9%)を大きく引き離している。刑法犯の中では、大半が窃盗事件で、車両や部品、車内の現金を盗む車上荒らしが目立っている。
このため、県警は5月から、県内の全駐車場の調査に乗り出し、犯罪発生が懸念される駐車場の洗い出しを進めていた。担当の生活安全部は「問題のある駐車場には、防犯ビデオや照明の設置を呼びかけるが、民間経営が多く、コストの面から、すぐに実現するのは難しい」と嘆く。
長崎駐車場協会の吉田孝之理事(67)は「車だけでなく、人を基準にした防犯カメラの設置や死角を減らす対策について警察とも協議していきたい」と話している。
◆生徒57人がカウンセリング
男子生徒の中学校で、事件後にカウンセリングを受けた生徒が15日までに57人に達した。内訳は、男子生徒と同学年の1年生が47人で、2、3年生は5人ずつだった。
カウンセリングが始まったのは、同生徒が補導された翌日の10日から。生徒たちは「事件のことが頭から離れない」「物事に集中できない」「眠れない」などと訴えたという。
カウンセラーから「自分たちができる活動で、命の尊さを考えよう」とのアドバイスを受け、1年の生徒は、駿ちゃんのために、折り鶴を折り始めた。
校長は「何かを学ぼうと模索している子供たちの姿を見守っていきたい」と話している。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/spe-3/nds/frnds_main.htm