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★阿修羅♪
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いろいろとお気遣いをいただきありがとうございます。
ちょっと所用があり、二日ほど阿修羅にアクセスできない環境にいました。
これまで長崎の事件に関する政治家の発言や主要メディアの報道そして担当弁護士の会見などを見聞きして、「１２歳少年の幼児殺害」よりも「インテリの言動」のほうに衝撃を受けています。
報道されている構図通りにあの１２歳の少年が４歳の男児を落下死させていたとしても、それは極めて稀にしか起きない異例の事件です。（だからこそ、大きく扱われる）
しかし、政治家・主要メディア・弁護士・“有識者”の言動は、良くも悪くも恒常的に日本全体を覆い、日本の在り様や価値観を規定するものです。
思考力や判断力が人並み以上だと自認していると思われる人たちが、捜査当局の説明と捜査当局に“拉致”された少年が発しているという“言葉”を鵜呑みにするかたちで事件の構図を真に受け、したり顔であれこれ語っている状況に底知れぬ危険性を感じています。
少年が否認していないことが最大の支えなんだろうが、少年が犯人だという構図であれこれ語っている人たちには、少年を犯人だと確信している根拠をきちんと示して欲しいと思っています。
「私はこういうことを知っている」、「私はこういう証拠を確認した」と．．．
現段階では、主要メディア記者・国会議員・担当弁護士などが補導された少年を犯人だと思い込んでいるように、長崎県警の大半も同じように思い込んでいるのではと見ています。
少年を鑑別所に送った後にリークされている“二人”の行動情報について考えてみました。
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『今になってなぜ幼児の死亡時刻や直前行動がリークされるのか？ − 行動と時刻の流れを追う −』（ http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/682.html ）で、「駐車場に直行していないという判断は、他の場所に二人がいたという何らかの情報があるからだと思われる。たとえば、８時５０分頃の商店街の防犯カメラ映像に二人が映っていれば、判断した（広まっていう）死亡時刻９時１５分との整合性を付けるために、駐車場に直行していないと考える（説明する）しかない」と書いた。
別にそのような疑念に応えてくれたわけではないだろうが、「駿ちゃんに「お父さん、お母さんの所へ行こう」などと声をかけて店外に連れ出し、路面電車で南に約四キロの浜町（はまのまち）商店街まで行った。その後、近くのビデオ・ゲーム店に立ち寄った後、駐車場ビルまで行き、同九時十五分ごろ、八階の屋上から駿ちゃんを突き落とし、脳障害を負わせて殺害したとされる」（「西日本新聞」： http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/742.html ）と報じられている。
このような報道は、捜査当局が二人の行動をきちんと把握しているという印象を与え、犯行はあの少年であるという見方を補強するかもしれないが、冷静に考えれば、ますます疑念を深めるものである。
リークしている捜査関係者も、疑念を持たれることは承知していると思われる。
そう思うのは、幼児の墜落死時刻を午後９時１５分頃と特定していながら、立ち寄ったとされるビデオ・ゲーム店の場所や入店時刻と出店時刻を明らかにしていないからである。
ビデオ・ゲーム店の場所と二人がそこを出た時刻がわかれば、駐車場の屋上に早くても何時に到着でき、それから落下死する（午後９時１５分頃）までどれだけの時間があったかが推定できるはずである。
明確な根拠は示されていないが、なんらかの有力な証言から、男児の死亡時刻として９時１５分頃は動かせないようである。
ビデオ・ゲーム店に立ち寄ったという情報は書かれていないが、「生徒の話などから駐車場の屋上にいたのは短い時間とみられ、２人は１時間近く駐車場周辺で過ごしたようだ」（７／１３「朝日新聞」： http://www.asahi.com/national/update/0713/003.html ）という記事とビデオ・ゲーム店に立ち寄ったという新しい記事を結びつけると、
Ａ 午後８時過ぎ：浜町商店街ビデオ映像で“二人”を確認
Ｂ （推定で午後９時頃）：パチンコ店のビデオ映像で“二人”を確認
Ｃ 午後９時１５分頃：駐車場敷地内で男児が死亡
Ｄ （−−−）：少年の帰宅（今もって、少年の帰宅時刻さえ明示されていない）
という行動が見えてくる。
「誘拐後、アーケード街に着いてからは数店に立ち寄った後、殺害現場の立体駐車場に向かったことも判明した。」（「時事通信」７／１２： http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030712-00000580-jij-soci ）という関連リーク情報もあるから、Ａの映像で確認できる“二人”とＢの映像で確認できる“二人”が同じに見える二人だと推測できる。
これは、防犯カメラに映っている“二人”は、何者かは特定できないが、７月１日の夜にＡとＢという一連の行動はとったのだろう。
問題は、ＡとＢの行動をとった“二人”が補導された少年と死亡した男児の二人なのかということであり、その“二人”がＡ→Ｂ→Ｃという一連の行動をとることに不合理性はないのかということである。
ビデオの“二人”が、Ａ→Ｂの行動は可能でもＡ→Ｂ→Ｃの行動は無理だということになれば、“二人”は、補導された少年と死亡した男児の二人ではないことになる。
Ｂの行動は、そこを通過（そこに存在）したという瞬時のものではなく、「ビデオ・ゲーム店に立ち寄った」ということから入と出という時間経過を伴うものである。
浜町商店街と駐車場は、橋を渡って１５０ｍほど離れているので、立ち寄ったビデオ・ゲーム店が、浜町商店街と駐車場のどちらに近い場所にあるのかも重要である。
「西日本新聞」（ http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/742.html ）は、「浜町（はまのまち）商店街まで行った。その後、近くのビデオ・ゲーム店に立ち寄った」と商店街の近くにあるような説明をしていながら、最後に「ビデオ・ゲーム店の方向に向かう生徒と駿ちゃんの姿が、駐車場ビル近くのパチンコ店のビデオカメラに写っていたことも分かった」と、ビデオ・ゲーム店が駐車場に近いというニュアンスも示している。
たとえば、ビデオ・ゲーム店が浜町商店街から近い場所にあるのなら、幼児連れで１５０ｍほど歩いて駐車場に着き、それから、エレベーターか階段（もしくは併用）で屋上に昇ることになる。（１２０段ほど階段を上ったという情報もある）
ビデオ・ゲーム店に立ち寄ったという情報を精査すれば、あの少年を特定するのに重要な手掛かりとなった防犯カメラで撮影された“二人”が、午後９時１５分までに駐車場の屋上に到達するのが無理だったり難しいことがわかるかもしれない。
明示されていないので推定の時刻でしかないが、“二人”の最後のビデオ映像が午後９時に撮影されたもので、それがビデオ・ゲーム店に向かっている（入ろうとしている）映像だったら、映像の“二人”はＣの出来事（幼児死亡事件）とは無関係という見方が強まるはずである。
“二人”がビデオ・ゲーム店から出てくる映像があり、それが午後９時１０分を過ぎていたら、その“二人”は、今回の事件と無関係だと判断したほうが合理的だろう。
推定した午後９時に撮影された映像がビデオ・ゲーム店から出てきたものでも、そこから歩いて駐車場の屋上に着くためには５分から１０分ほどかかるだろう。（９時５分から９時１０分のあいだに屋上に到達）
そうなると屋上で費やすことができる時間は５分から１０分という短いものだから、駐車場の屋上に行った目的は、性的ないたずらというより、はじめから、ハサミで“刻印”を付け転落死させることにあったと思われる。
「西日本新聞」が「ビデオ・ゲーム店の方向に向かう生徒と駿ちゃんの姿が、駐車場ビル近くのパチンコ店のビデオカメラに写っていたことも分かった」と書いていることから、ビデオ・ゲーム店に入ったかどうかは確定的ではなく、その時刻には二人が駐車場の方向ではなく逆方向に歩いていたことを示唆する映像があると思われる。
（パチンコ店のカメラ映像は商店街のものより荒いと報道されている）
ビデオ・ゲーム店の方に向かった映像の時刻からある時間が経過した後に、ビデオ・ゲーム店の方向からパチンコ店に戻ってきて、駐車場ビルの方に向かう二人の映像はないのだろうか？
ビデオ・ゲーム店の方から駐車場方向に歩いている二人の姿がパチンコ店のカメラで記録されていれば、その時刻から、主要な手掛かりになっているビデオ映像の“二人”は、「あの少年と死んだ男児」ではないと判断される可能性もある。
地元の地理に詳しい人に確認して欲しいのだが、記事から推測すると、立ち寄ったとされるビデオ・ゲーム店から駐車場に向かうときは、「ビデオ・ゲーム店→パチンコ店→立体駐車場」とパチンコ店にまた戻ってくる経路が最短で、パチンコ店に戻らない経路を通ると幼児連れの足では２０分から３０分かかるのではないだろうか。
商店街と駐車場のあいだには川が流れ橋が架かっている。商店街からまっすぐ県警本部（駐車場はその手前）方向に進める位置に橋が架かっているが、商店街から県警本部の方を向いて右に曲がると、次の橋まで１２０ｍほど離れており、駐車場に行くためにはその距離を往復するかたちになるため、１２０＋１２０＋１５０＝３９０ｍほど歩くことになる。
ビデオ・ゲーム店が商店街から県警本部の方を向いて右に曲がったところにあるから、駐車場に向かったのではなく、ビデオ・ゲーム店に向かったと判断されたように思われる。
（左に曲がったところにあっても、駐車場まで少し遠くなるが、右に曲がったほどではない）
このような疑念を生む情報を警察がリークしているのだから、少年の両親や担当弁護士は、関連ビデオ映像の全体を自分の眼で精査すべきである。
ことさらテクニカルな映像解析をしなくても、Ａで映っている“二人”を追い続け、Ｂの行動以降、午後９時を過ぎていつの時点まで捕捉されているかを確認するだけで大きな進展が見られるはずだ。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。