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(回答先: 「12歳」の衝撃=「監視の目」に不安も 防犯カメラ 中1特定に「威力」 規制なく野放し 運用基準づくり急務 (西日本新聞) 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 15 日 15:43:04)
下:「神戸事件と類似点」の声
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閉じた心 解凍には時間
「加害者も被害者も子どもじゃないですか。しかも12歳の子が4歳の子をという事件でしょ……。最初で最後であってほしい」
中学生が幼児殺害を認めた9日夕、長崎県中央児童相談所の川原ゆかり所長は涙をぬぐった。
「地震で地面が割れるような感覚におそわれた」と、神戸市で97年に起きた連続児童殺傷事件の少年審判関係者の一人はいう。
逮捕された少年は当時14歳。新聞社に送った声明文の署名から、事件の衝撃は「酒鬼薔薇(さかきばら)ショック」と呼ばれ、刑事処分できる年齢を16歳から14歳に引き下げる少年法見直しにつながった。二つの事件が二重写しになったのだ。
少年の付添人で約30回面会した野口善国弁護士は、「親から十分に愛されていないと感じている子がいる。そういう状況が変わらない限り、いつかは同種の事件が起きると思っていた」と語る。
マスコミが伝える12歳の中学生像には、幼児を犠牲にした点など神戸事件と類似点が少なくないと感じる。「14歳に引き下げても事件が起きた。さらに年齢を下げても、同じことの繰り返しになるのでは」
13歳以下で刑事法令に触れる行為をして家庭裁判所に送られた少年は、重大事件の場合、児童自立支援施設に送られることが多い。厚生労働省が所管し、国立2(男女別各1)、公立54、私立2の計58カ所ある。
少年院など法務省が所管する施設とのちがいは何か。「矯正施設ではなく、福祉施設です」と厚労省の担当者はいう。
問題行動を起こした子が社会にもどるのを助けるのが目的だが、97年の児童福祉法改正後、家庭で虐待された子も受け入れている。「法改正で名称も以前の教護院から改められた。罪を反省させるより、福祉に重点を置くようになった」と、ある施設のスタッフ。
「長崎の少年は、国立武蔵野学院に入所する可能性が高い」。元法務省矯正局長の河上和雄弁護士はそう予想する。精神科医が常駐するなど態勢が充実し、ほかの施設では対応できない少年を受け入れているからだ。
国立武蔵野学院は、さいたま市の住宅街に近い緑の森の中にある。敷地面積約11万平方メートル。四十数人の少年が暮らす寮、体育館、プール、運動場。高さ約2メートルのフェンスで囲まれてはいるが、正面の門は開いている。
多くの少年は1〜2年で退所するという。だが、再び問題を起こすおそれがあるとして14歳で家裁に送られ、医療少年院に入った少年もいる。
神戸事件の少年は捜査段階で28日間拘束され、家裁に送られた後、2人の精神科医が鑑定に60日間をかけた。捜査中はわからなかった「性的サディズム」(相手に苦痛を与えることで性的に興奮を覚える症状)が主因と判明し、医療少年院に送られた。
少年院などで性暴力事件の少年たちのカウンセリングをしてきた大阪大の藤岡淳子教授(心理学)は語る。「自己の感情を封じこめているので、自分がしたことと向き合えるようになるまでに時間がかかります。ゆっくり解凍しないといけない」
(朝日新聞2003年7月13日朝刊紙面)
http://www.asahi.com/special/nagasaki/030713.html
少年は桃ちゃんのパパが知事をやっていた埼玉県さいたま市の国立武蔵野学院に入所する可能性が高いそうです。
両親も大変だ、無実かもしれない少年に会うのも一回往復するだけで数万円もかかってしまうとは..