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(回答先: 究極のバイオメトリクス?――日立、“指の静脈”を使った個人認証システム(ZDNet) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 9 月 01 日 19:45:13)
■世界初の非接触式の指紋センサー 三菱電機
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/today/1.html
003-08-28
三菱電機はこのほど、世界初の非接触型の指紋センサーを開発したと発表した。指組織内部の指紋情報を読みとる「指内部特性検出型」と呼ばれる方式で、従来型が指表面の湿り気に左右されていた認識率も向上できるという。1年後をめどに実用化する予定。
新方式のセンサーは、指組織の内部にある真皮の凸凹を光の透過率変化を光学的に検出することで正確な指紋が分かるという。センサーでは指の爪側から特定周波数の光を照射し、指内部を通過した光のパターンを反対側に置いたカメラで撮影し、指紋を読みとることができるという。
人の指組織は表面から表皮、真皮、皮下組織で構成され、指紋は真皮の形状を反映した表皮の凹凸。同社は大阪大医学部の春名正光教授の協力を得て、指組織内部に真皮の凹凸によって光の透過率変化があることを発見した。この透過率の変化をカメラで撮ることで指紋と同じ模様を検出することに成功した。
従来の指紋センサーの方式は、指を置くガラスなどと皮膚表面との接触の有無を可視化することで指紋を検出していた。しかし、指表面の湿り気が接触の度合いに影響するため、乾燥したり、汗などで濡れた指では不鮮明な画像が検出されてしまう問題があり、認識率の向上での障害となっていた。同社は、31日に福岡市で開かれる応用物理学会学術講演会(福岡大)で発表する。
[三菱電機]
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
(仲村 隆)