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(回答先: まどろむ羊 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 17 日 23:50:15)
マルハナバチさま、
あたくしは、しつこいオバサンなのですね。
我慢してお読み下さい。
『ぷち熟女さんとパレスチナの自爆テロについて少しお話ししましたけれど、私から見ると彼らの(追い詰められているにせ
よ)個人の
究極の信仰上の希望の表現として、また同胞への身を捨てた贈り物として自爆テロは実行されているように想いました。』
でも、あれ、自爆攻撃犯人の家族ということで、親兄弟はブルドーザーで家を取り壊されたり、
と散々な目にあうでしょ。
一度の自爆で、身内も他人も、イスラエル側からの20倍くらいの
正当化された報復に見舞われますよ。
贈り物どころじゃないですよ。一番愛しい人々に一層のパッション(受難)を強いることになります。
残された人はそれをも喜ばねばならない、それも信仰だよ、ということになっているのでしょうか。
何やら、出征する息子や亭主を泣いて見送るなどもっての他だ、
玉砕したとの報せがきたら、天皇陛下万歳をやらにゃいかん、
と言っていたどこかの国のお話のように聞こえてなりません。あの、美化とレトリック。
本当に、我々、パレスティーナのことでも
何かとんでもないことを信じさせられていないでしょうね?
イスラム教徒自身も、何かを信じ込まされていないのでしょうか?
原理主義運動自体が、ことごとくイスラムを内部から崩壊させる意図のもとに
仕掛けられてはいないでしょうか?
原理主義とは真のイスラム教とは何の関係もないものだ、とイスラム教徒たちが言うのも
今まで我々は聞いてきておりますでしょ。
『【希望の表現があれしかない状況は悲痛です、外から見る時、あれを希望の表現と言いうるのかと私とてためらいます】』
そう思っていたんですのよ、この前までは。
やれ絶望だ、やれ孤立感だ、とか言っちゃって。
でも、あたくしの中で何が起こったのでしょう、もうそうは思えなくなったのです。
この世界全体への得体の知れない不信感がいよいよ高じてきたということでしょうか。
そんなバカなことがあるもんか、騙されちゃいけない、
彼らがあんなことを信念でやるのだと決めてかかるのは危険であり、
彼らにとっても大変な害悪ではないのか、と
今更ながら、猜疑心にさいなまれております。
これはあたくしの無知のなせる業かも知れませんが、
あたくしの知力を越えたあたくしの中の何かが、
イスラムの精神とはそういうものさ、という説明でことが済まされることを、
もうカテゴリカルに拒否しております。
こういった気持ちは、あたくし自身にもいかんともしがたく強いものになってきています。
今後はしばらく、そういった方向で観察と思索を続けたいと思います。
そうしてみて、ああ、やはりマルハナバチさまのおっしゃる通りのようだ、と
いつか思うことになるのかも知れませんが。
その時には、また報告いたしますわね。
ではまた、ごきげんよう。