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(回答先: ＲＥ：スカル・アンド・ボーンズとヘーゲル哲学 投稿者 愚民党 日時 2003 年 8 月 14 日 01:37:09)
愚民党さん、おはようございます。
以下は「兜町の妖怪」からの抜粋です。
サウジの兵器商人「アドナン・カショーギ」について書かれています。
ロンドンのウェイトレスの娘としてこの世に生を受けたサンドラ・ジャーヴィス＝デイリーは、アドナン・カショーギと結婚後にソラヤと名乗るようになった。
ところが、やがてソラヤ・カショーギが深い関係を持った男がいるという風聞が伝えられ、それがイギリス政界の重要人物だという話が、ほぼ確実なものとなってきた。こうなると、サウジの兵器商人カショーギとの関係から、その交情が大英帝国の国防機密に関わる重大な政治問題に発展してゆき、ソラヤは裁判所に召喚され、その男性の身許を明かさなければならなくなった。
ところが、ソラヤは、裁判官に対して、その男性は〝ミスターＸ〟であると、紙に書くばかりであった。
かくしてイギリス議会の全議員に疑惑が投げかけられるに及んで、遂に〝ミスターＸ〟当人が事態の重大さに責任を感じて､名乗りをあげることになった。それが誰あろう、ウィンストン・チャーチルだったのである。
ただし第２次世界大戦当時の首相ではなく、同じ名前をつけられた、その孫であった。これからイギリス政界の希望の星として期待を集めていた若き議員チャーチルが、死の商人と切っても切れない仲にあったのだ。
これは、驚愕すべきニュースとして、イギリス全土の新聞に書きたてられた。
が、それ自体は当時の数あるセックス・スキャンダルの一つに過ぎないものであった。一体、その背後に何が横たわっていただろう。
世界大戦の英雄チャーチルの孫であるということは、祖父と孫のあいだにもう一人、息子の世代が入らなければならなかっただろう。しかもソラヤ・カショーギは、このチャーチルと深い仲にあった１９８０年に女の子を出産し、そこ子をペトリーナと命名していた。ペトリーナの父親の名は、いまだに明らかにされていないが、それは本人が知っていればよいことである。
一方、ペトリーナの父が当然、３代目のウィンストン・チャーチルであることを疑う人間は一人もいないのだ。では、ウィンストンの父母は誰だったか。
父がランドルフ・チャーチルで、母がパメラ・ディグビーという女性だった。
１９９２年秋のアメリカ大統領選挙で、クリントン陣営の全米議長をつとめ、最大の資金援助をした女性が、そのパメラ・ディグビーであった。彼女の孫がカショーギ一家になったのである。
さらに３代目のウィンストン・チャーチルは、ソラヤと関係を持ったあと、１９９２年には社交界の花形女性ジャン・エイモリーとも深い仲になったが、そのエイモリーをエスコートしていたのが、ヘンリー・キッシンジャーであった。
そもそもウィンストン・チャーチルの正妻は、ミニー・ダーランジャーという女性で、南アのデビアスの販売代理人として、全世界のダイアモンドを支配する名門ファミリーであった。
こうして兵器商人カショーギの背後に姿を現してきたのは、シンクタンクの〝カーライル・グループ〟と〝スワット〟の利権そのものの人脈であり、ここから大統領府ホワイトハウスが誕生したことに間違えはなかった。
アメリカの国防産業界にあって、見えない爆撃機ステルスＢ２のメーカーとして君臨し、９４年ついにグラマン社を買収したノースロップ社が、軍事シンクタンクの〝カーライル・グループ〟と提携して、ＬＴＶ社の買収によってミサイル航空部門を大々的に成長させていた。このニュースが経済紙でたびたび報じられてきた。
このノースロップ社の代理人もまた、アドナン・カショーギであった。
いや、このノースロップ社の副社長トーゴーウェストは、９３年９月にクリントン大統領が陸軍長官に指名した男であった。こうして、全世界のジャーナリズムで北朝鮮の核疑惑に火が付けられたのだ。
三井物産は、９４年１月、このカーライルという異様な集団に、１００万ドルの資金を提供したことになる。
１年前にアメリカ国防総省の幹部が来日して、〝戦域ミサイル防衛構想〟をもちかけ、防衛庁がその共同研究に合意したのは、このことだったのだ。ＴＭＤという訳の分からない防衛システムに、１兆円も２兆円も湯水のように日本人の金を注ぎこませ、カーライルとスワットの投機屋が、生涯の年金を稼ぎ出そうとしているのだ。
連中には、どうしてもその口実がほしかった。防衛ミサイルが必要だという論理だ。
そして論より証拠だ。北朝鮮を見ろ、ミサイルが飛んでくるぞ、射程は１千キロもあるぞ、プルトニウムが出されたぞ、と一斉にいかがわしい政府資料を創り出して、あとはわずか２０人ほどの食えない物書きに書かせ、テレビ・キャスターに喋らせれば、世界はそれだけで動き出すのだ。
その果てに、日本までが投機屋に操られ、在日朝鮮人の子供たちに襲いかかる愚の極みを続けてきた。それが、この国の生きる道だとでも言うのか！
まともな正義では食えない物書きが何千何万とその門前に列をなして、順番を待っているのである。ここにもまた、失業者が群をつくっていた。
☆以上の内容は、今の北朝鮮対策を見ていても同じように見えます。
みんな騙されているんですね。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。