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(回答先: Re:やはり戸惑いを感じますね 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 8 月 09 日 16:37:11)
ほんの半日の流れのなかで、デッドロックとか投げたとか… ほっときます。
祭りか…悲観的ではないです。
自然に想った事を書いておきます。レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」とジェーン・グドールの「森の旅人」の中の
情景が浮かびました。いずれも子供を護りゆく母親の意識が強い人なのは不思議です。レイチェル・カーソンはロジャーという
養子を受け入れていたのですが、彼女が、ほんの赤ちゃんのロジャーとともに嵐の海岸に降りていった時の記述があります。
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海辺には大きな波の音がとどろきわたり、白い波頭がさけび声をあげてはくずれ、波しぶきを投げつけてきます。わたしたちは、
まっ暗な嵐の夜に、広大な海と陸との境界に立ちすくんでいたのです。
そのとき、不思議なことにわたしたちは、心の底から湧きあがるよろこびに満たされて、いっしょに笑い声をあげていました。
「センス・オブ・ワンダー」 レイチェル・カーソン著 新潮社
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感動する冒頭の一部です。(赤ちゃんだぜ!)
これと同じ経験を嵐の高山の中で、仲間と共有したことがあります。
台風の風が山々に集められる稜線でテントをはり、一晩を耐えてついにポールが折れ、本体が裂け、豪雨が叩く布地を身に
貼りつけて寝て、次の朝食事を作るためにずぶぬれで這い出した時のこと。
みなで肩を組みながら吹きめぐる暴風に向かって笑い、歌いだしたのです。「山の子」の歌…。狂喜していました。
雲が山稜をかすめて飛んでいる中です。
若かったです。
なんか自然が内と外から交響するお祭りでしたね。
普段の理性じゃ考えられない命の働きが人間には内蔵されている。
「森の旅人」にも感動する事が書いてあります。聖なるものの源初をチンパンジーが感じているような情景や、言葉無き異種間
コミュニケーションを感じる出来事。
お祭りの可能性は未知の形で私たちに内蔵されているかもしれません。
ああ、思い出した、バリ島のお祭りね、あれは改変を経て創られたようなものなんです。
「バリ島芸術をつくった男」 ヴァルター・シュピースの魔術的人生 伊藤俊治・著
新しいお祭りは考えられるでしょう。場を協働のなかから創れる才能あるチームがいれば。
簡単に諦めるな、投げるな。
後をお願いしますね、 合掌.