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(回答先: 『日本がアメリカを赦す日』Re:国生みの原理を探る−「西洋」を「娘」の父親として認知する(すみちゃん) 投稿者 如往 日時 2003 年 8 月 01 日 07:23:40)
如住さん。 はじめまして。
ご設問への回答は難しいですね。 以下は私の意図ということで。
岸田秀氏の著作は学生時代にほとんど読んでおり、承知しております。
しかし、私は、この方向で論理展開するつもりは全然ありません。
端的にいって、「米国を赦す」という設問は、「戦後空間」的な設問ではないかなあ。
私が下で投稿してきたような激烈な世界では、あまり有効な設問ではないような気がしているんです。 ここで問われるのは生存ですね。
基本的に私の投稿は、悲惨な現状を乗り越えるための「戦略」を「比喩」として述べたというものです。 現実の性別とはあまり関係ないと思いますね。 この意味で如住さんも子供を産むことができます。
生ませたことはあるんでしょうけど、産むのは初めてでしょ。
現実的に見ると、国生みの中心は日本の男性ということになると考えられます。 へっへっへっ。 気の毒に。
既に国民の間に注入され、既に血肉化している「西洋」を断ち切り、排撃することは現実性がないという断念があります。
次に、岸田氏のおっしゃるような「統合失調症的」側面もあるが、「知」「知識」への憧れという恋愛の側面が大きかったではないかという認識があります。
これは江戸時代における「定常性」を目指した文明に重大な欠落、欠陥があったことを意味しています。
これと共に、江戸時代等に形成された日本人のエートスと、西洋からもたらされた価値観との相剋から混乱が生じているという認識もあります−中毒。 この混乱は根本的なもので、一種の「致死因子」となるかもしれません。
以上を乗り越える方策は「出産」しかないという考え方です。
米国からもたらされた諸制度、価値観を改変し、一見似ていながらまったく異なる(永続的に繁栄可能な)社会を作り上げること。
このプロセスは、破壊ではなく、「遺伝子交配」プロセスが現実的という考えから、出産と表現しました。
もちろん、力点は、母方、つまり「改変」におかれるべきです。
逆に言うと、もはやそこまで追い詰められているという現実認識の裏返しです。 周囲に滅びの風が吹いているのが感じられてなりません。
しかし、ちょっと過度にエロティックに書きすぎたかな。 受けると思ったんですが、やり過ぎたかな。 気持ち悪いレトリックでしたね。 失礼しました。
しかし内容は「眼前の現実」に即したものだと思っていますよ。
滅亡の淵を見ながら考えているつもり。
哲学ではなく、生存に資する戦略だと思って頂いた方がありがたいですね。