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表舞台の経済コラムマガジンでは書けない本音をズバリ書きます!
◆急がば回れ・・再び
・加藤の乱
3年前、改革派だけによる政権の樹立を提唱した。本誌の00
/11/13(第185号)「急がば回れ」である。もちろんこれは筆
者が改革派の意見に賛同しているからではない。むしろ逆で
ある。日本の改革派は完全な宗教団体である。筆者がこのこ
とに気がついたのはオウムの裏に関係していた人達が2000
年の暮れから翌年にかけて起すかもしれないと言われていた
2001年問題が大きなきっかけでした。
そして、オウムの背後関係を見ていくと、どうしても創価学会と
統一協会の影が見え隠れする他、公安や警察、そして半島勢力や
政治家も色々な形で深く関与していたと考えるようになりました。
それでも今一つしっくりしないまま、調査・分析を進めるうちに、
オウムに限らず社会問題化した幾つかの事件には世界的な
金持ちクラブの意向が絡んでいるし、日本で現在進められてい
る構造改革やIT革命なども同じ指揮系統に繋がっていると確信
するようになりました。
この時点で、発端となったオウムは元より、創価や統一、そしてそれら
の教祖を努める大根役者などの下っ端連中に対する興味は急速
に薄れ、命令系統を溯って上層部の意図を読み取る事に関心が
移っていました。
その過程で嫌と言うほど感じたのが、金持ちクラブとその手下に
共通して見られる被害者意識や独善性だったり、彼らの考え方の
単純さや稚拙さです。また、彼らの行動原理の基本は「強欲さ」で
あり、確かに八神氏や他の人が彼らを悪魔主義者だのサタニズム
だのと呼ぶ気持ちがわからないでもない程です。また、彼らは原則
的にウソ付き癖もあるようです。
彼らの今後の計画を知りたいのなら、CFR(外交問題評議会)など、
金持ちクラブの連中が関わっている機関の情報を見れば良いでしょう。
日本人なら下のリンクに記載されている、私が「IT ちんどん屋」と
名付けた人達の言動を観察すると良いでしょう。
http://www.yorozubp.com/0003/000306.htm
↑『日本で芽生え始めたインナーサークル
2000年03月6日(月)
萬晩報通信員 園田義明』
特に解読しやすく、かつ IT ちんどん屋の世界的総本山によく繋がっ
ていると思われるのが船橋洋一氏です。こんな事を書くと、今後は
警戒して有用な情報を言わなくなるかもしれませんが、IT ちんどん屋
の宿命として街を練り歩いて宣伝する職務にありますから黙ってしま
う事はないでしょう。また、彼の過去の発言を読むだけで十分色々
わかります。
もう一人押さえておいても良さそうなのは、笹川良一が築いた日本
船舶振興会改め日本財団の下部組織、東京財団の竹中平蔵氏です。
今は大臣になられておりますが、加藤の乱当時は東京財団の理事長
様でおられました。
当時の森首相にダボスに行くよう進めた事でもわかるように日本の
利権政治屋に金持ちクラブの命令を伝える役目の人かもしれません。
森首相はダボスに行って有名人の仲間入りをすると勘違いしたので
しょうが、これは日本の利権政治屋が金持ちクラブにもう反抗しません
という服従の印として呼び付けられたのではないかと思っています。
アメリカや金持ちクラブの裏付けで自信満々に始められた加藤の乱が
途中で引っ込められたのも、利権政治屋と金持ちクラブの間で話がつ
いたからなのでしょう。加藤が半ば犠牲にされたのは、金持ちクラブの
方でも日本統治の進行が思うようにはかどらず、これ以上強引にや
るよりは利権政治屋の既存の影響力を使った方が良いのではないか
という作戦の変更があったような気がします。これは、CFRの報告の
基調からも推察されます。
加藤のぽしゃり劇までアメリカや金持ちクラブが不満を表わしていた
のは、日本の政治家がアメリカの命令に従うような顔をしつつ、自分達
の利権を守ろうとした為ではないかと思っています。つまり、ギャングの
ボスが、麻薬取引の上がりをくすねる手下に業を煮やすのと本質的に
は同じだと言えるでしょう。そこで、「それなら加藤に変えちゃうぞ!」と
言ってきたのでおお慌てでお詫びして、それだけはご勘弁願ったといっ
たいつもながらのサル山合戦だったのだと思います。
こういうわけで、今後は政治家レベルでの表立った抵抗はないだろうと
言えます。これは民主党も他の党も同じで、はっきり言って期待できる
政党はないと思った方がよいでしょう。社会的に影響力のある肩書きで、
目立つところで大きな声で私と同じような解説をしたら、どういう事になる
かわからないと思いますから政治家が抵抗するのは容易ではないでしょう。
ともかく、金持ちクラブの連中は、CFRの報告に加え、CIAの予測を見て
もわかるように、日本の貯蓄を吸い上げ、海外の労働者を入れて社会
不安も増やし、情報心理戦で流動的で容易に変化させやすい社会構造に
無理矢理にでも持って行こうとしているようです。
・改革派の目指すところ
お金持ちクラブの人たちには「世界統治」という目標があって、
そのためにあの手この手で「国」という単位を弱めたり変えようという
方向で一連の報道を眺めていると理解しやすいでしょう。市町村合併や
道州制によってスーパーメガロポリス(超大都市圏)を作り、それに
大きな権力を与えて一種の都市国家化し、現在の国を「分割して統治
する」というような計画なのでしょう。
現在各国で大きな実権を持っている政府は小さなお飾り政府に「行政
改革」し、替わりに民間や財団がらみのNPO、NGOに実権を移そうと
しています。これをやると、国民が直接重要な問題に意見を言う事が
できなくなり、NPOやNGOは国境を越えて活動しやすいので各国の
国民を無視した「世界統治」には都合が良いのです。これは、WTOに
反対するNGOなどから、金持ちクラブが学習した結果でもあるのでしょう。
現在、金持ちクラブに賛同するNGOの設立養成と、反対するNGOの
取り込みが活発です。各種「財団」の設立もこの流れの一部です。
一方、企業の方もM&Aで吸収合弁を繰り返し、巨大な国際企業にして
それで経済的に影響を与えるのも同じ動きの一つです。日産はルノーに
吸収され、三菱はダイムラークライスラーに吸収され、国の政策よりも
企業内の「統治」の方が実質的に強くなって行くのでしょう。
そういう事で、政治家レベルでは金持ちクラブに楯突く人はもう出ない
かもしれないし、企業レベルでも既に忠誠を表明しているところが多い
と思われます。
日本は改造先進国でもありますので利権体質が日本の政治家レベル
から、世界の金持ちレベルに移行するだけだと考えても良いでしょう。
しかし、その過程で我々の日常生活にも様々な影響が出るでしょうし、
必ずしも多くの人がシアワセにはならないと思います。
ただ、抵抗するにも相手がでかいので、力比べでは勝ち様がないのは
目に見えています。渦に巻かれるのと似てますから、いたずらにばた
ばたしても体力を消費するだけだろうと思いますので、とにかく何が起
こっているのか観察し彼らの実態を見つめるのが第一歩かと思います。
その上で自分の周囲にわずかな波紋を投げる事で渦全体の動勢が
少しは変わる事もあるでしょう。人間一人分の力などたかが知れてま
すが、ゼロではありません。そして、全体の動きに影響を与えようとは
意図しないで、勝ち負けなど無視してただ見ている事も、それなりの影
響があると私は思います。何しろ金持ちクラブのゲームは勝ち負けや
生き残りを前提としてますから、その前提に乗らなければ、彼らのゲー
ムの理論は通用しないのですから。もちろん、これは言うのは簡単で
すが実際には出来るかどうかわかりません。不可能に限りなく近い
ほど難しいかもしれません。
ある意味では、金持ちクラブやその計画の事など全く忘れてしまう方が
良いのかもしれません。ただ、一度とことん見て疑問も興味も尽きた後
でなら。
(2000年11月〜2001年1月までの空耳の丘11、12に掲載された2001年
問題観察者氏の投稿を加筆・掲載させて頂きました。今でも十分通用
する内容に驚かされます)