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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030825/eve_____sya_____001.shtml
国内メーカーの医薬品として最も売れている高脂血症治療薬「メバロチン」を開発、販売する薬品会社「三共」(東京都中央区)が、後発メーカーがほぼ同成分で包装が酷似した後発品を不正に販売しているとして、五社を相手に不正競争防止法に基づく販売の差し止めと計二千七百五十万円の損害賠償を求める訴えを二十五日、東京地裁に起こした。
訴えられたのは、日本医薬品工業(富山市)、大洋薬品工業(名古屋市)、辰巳化学(金沢市)、大正薬品工業(滋賀県甲賀町)、共和薬品工業(大阪市)。
訴状によると、三共はメバロチンを一九八九年から発売。これまでに計約一兆三千億円を販売する大型商品となった。ところが昨年十月に同社の国内特許が切れた後、後発の日本医薬品工業など五社がメバロチンと酷似した包装を使った類似品を相次いで販売。患者や薬剤師が三共製と混同する恐れがあり、三共の営業上の利益が侵害されたと主張している。
医薬品業界では、先発医薬品の特許の有効期間(二十−二十五年)が切れた後で、「ゾロ新」と呼ばれる類似の後発品を販売することが慣習化。先発品に比べて開発費用が少なくてすむため通常は安価で販売され、薬価も先発品の八割以下とされている。
メバロチンの類似品についても約三十社が後発で参入したが、三共ではこのうち包装デザインの似ている五社に絞って、訴えを起こした。
大洋薬品工業と辰巳化学、大正薬品工業の三社は「訴状を見た上で対応したい」と話している。