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(回答先: 命の沙汰も金次第ー医療制度崩壊 投稿者 M 日時 2003 年 8 月 25 日 21:18:34)
Mさん、はじめまして。つい口を挟んだので、思うところをもう少し述べさせていただきます。
もっとも製薬会社と蔓んだ医療制度の深い深い闇について認識があるわけではないので、一般論となります。
Mさんも仰られるように「歪みが多すぎる」以上、遅かれ早かれ現行の医療体制は変容を余儀なくされると思います。
ここ数年、医療事故の多発が目に付きますが、それは現場の担当者の能力の低下というよりも、これまで不問に伏されていたことが、明るみに出だした結果ではないかと思うのです。
シジミさんも触れられておられましたが、情報開示は、もはや誰も止められない時代の流れであり、これをを拒むことは、無駄な時間稼ぎに過ぎないのではないでしょうか(時間を有効に使えれば別ですが)。
ところで、「安い人権意識」と言われようとも、民主主義社会の維持に不可欠な人権は、表現の自由→知る権利→情報開示請求権ということになっています。
が、これはマスコミ、報道機関が腐りきった社会では逆効果になりかねません。
メディアが世論を動かす最も効果的な報道形態は何か、それはスキャンダルです。これにより、気にくわぬ者を追い落とし、気に入った者を守り(スキャンダルを握りつぶす)、権力を操作できるのです。
国民主権→民主主義→表現の自由→メディア支配→スキャンダル→権力操作という図式です。
いかにも世論の味方、自由の守護者の仮面を被りながら、悪魔の支配を実現する手法でしょうか。
既に日本にもこの図式が当てはまるのではないでしょうか。
Mさんの懸念も理解できなくはないのですが、情報開示を拒めば拒むほど、スキャンダルの効果は倍増します。
しょせんは時間の問題かもしれませんが、より早く、効果的に何もかもを剥ぎ取られはしないか、というのが私の懸念です。
もちろん、情報開示も中途半端に終われば、意味もないし逆効果でしょうが、当面はこれ以外に有効な手立てはないのでは、と思うのです。