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(回答先: 5月の完全失業率、4月と変わらず5・4% [読売新聞]【就業者数は前年同月比で増加】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 27 日 15:53:07)
5月の失業率は5.43%(4月5.41%)とほぼ横ばいだった。月次の振れはある が、2002年に続いて2003年に入ってからも失業率はほぼ横ばい圏で推移してい る。昨年の日本経済は、4四半期連続でプラス成長を達成し、2002年10-12月期の 実質GDP成長率は前年比2.6%と潜在成長程度まで回復した。BNPパリバ証券会社・経済調査部ジュニアエコノミストの加藤あずさ・さん(Azusa Kato/Junior Economist, BNP Paribas Securities(Japan) Ltd.)は、「失業率が上昇も低下 もしなかった背景には、需給ギャップがほとんど拡大も縮小もしていなかったことがある」と語る。
<今後、タイムラグをおいて失業率を押し上げる> 生産、輸出動向から判断すると、日本経済は2003年2月から調整局面に入ったとみ られ、1-3月の実質GDPは前期比+0.1%に留まった。春先以降も景気は横這いの状 態にある。同社は今回の調整局面は極めて軽微なものに留まり、10-12月には輸出 の回復によって景気回復が始まると想定しているが、少なくとも年内は需給 ギャップが拡大する。これは、「今後、タイムラグをおいて失業率を押し上げる方 向に働くことになる」と見ている。もっとも、高齢化の影響や厳しい雇用情勢を背景に 職探しをあきらめ、労働市場から退出する動きが今後も続くとすれば、雇用者数 や就業者数の悪化に比べて、失業率が上がりにくい状況が継続することにな る。
<有効求人倍率は上昇が止まり、ほぼ横ばいで推移> 失業率よりも景気に敏感に反応する有効求人倍率は、2003年2月をピークに1年近 く続いた上昇が止まり、ほぼ横ばいでの推移となっている(5月は0.01ポイント改 善)。また、製造業の所定外労働時間も一進一退となっている。