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(回答先: 5月の鉱工業生産指数2・5%増、2か月ぶり上昇 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 27 日 15:55:02)
5月の鉱工業生産指数は、前月比+2.5%と高い伸びとなった。BNPパリバ証券会社・経済調査部エコノミストの村上尚己さん(Naoki Murakami/ Economist, BNP Paribas Securities(Japan) Ltd.)は、「6月、7月 の予測指数はそれぞれ、前月比+1.2%、同▲0.7%となり、予測指数通りだと4-6 月は前期比+0.1%と、1-3月(+0.3%)に続いて生産は横這いが続くことになる」と語る。
<循環的な調整が軽微にとどまっている理由> 1−3月に輸出が減少し、02年中続いていた生産拡大はストップしたが、減少が続 くと思われた輸出は4,5月に下げ止まりをみせている。このため、年初から始 まった循環的な景気の調整は極めて軽微にとどまっている。 循環的な調整が軽微にとどまっている理由として次の3点を挙げる。@年初の輸 出減少は、米景気の回復の遅れという軽微なショックによってもたらされていた (02年10−12月以降、米国は低成長が続いているがマイナス成長になっていたわ けではない)、A02年の生産回復局面以降、一環して在庫減少が続いており、広範囲な在庫調整が生じるような状況ではなかった、BSARSの悪影響が懸念さ れたアジア向けの輸出が依然堅調である。
<電子部品・デバイスセクターの生産指数は極めて高い伸び> セクター別にみると、春先にやや落込んでいた、輸出関連セクターの復調がみら れる。電子部品・デバイスセクターの生産指数は前月比+5.4%と極めて 高い伸びとなった(同セクターは5月の輸出も極めて高い伸びとなっていた)。 また、1−3月に落込んだ乗用車セクターの生産も、輸出同様5月に改善がみられている。一方、資本財は4月の落込みからやや持ち直したが、02年以降横這い圏の 動きが続いており、設備投資が依然として低調なことを示している。消費財は、輸出が好調な自動車やデジカメなど一部の耐久財の生産は拡大しているが、食料・衣服などの非耐久消費財の出荷は春先から悪化傾向にある。個人消費 は総じて悪化傾向にある。 「このまま、米経済が7−9月から回復に転じれば、早晩日本からの輸出も回復が始 まり、年初以降の軽微な調整の後は、日本経済は再び改善に向かう」と言う。