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金を借りれば、金利が派生し、それを返済するのが普通だが、金を借りると貸す側が金利を払ってくれるという不思議な現象だ。
銀行が資金を融通し合う短期金融市場の「無担保コール」という取引で今年1月に初めて年率マイナス0.01%という金利が生じた。
これには日本国債の超低利回りが背景にある。つまり、安全なドルを邦銀が外銀から買う。すると外銀は大量の円を持つが、これは日本の国債は格付けが低いため、円の保有も外銀は本店から制限されている。限度を超えた円を金利を払ってでも手放す必要がでてくる。そこにマイナス金利が誕生するのだ。
しかし、外銀は円とドルを交換した段階で利益を得ており、マイナス金利を払っても利益は出しているのだ。海外で信用力が低い、立場の弱い邦銀は、より信用力のある外銀に高い金利を払わないといけないから、その分でカバーされるのだ。
もちろん、この現象は限られた銀行間取引の話であって、われわれの住宅ローンや個人ローンの金利がマイナスになることは絶対にない。
2003/6/20