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(回答先: 恥ずかしい質問をさせて下さい。 投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 04 日 17:03:04)
近代戦争の鍵は国家金融−利付き国債
エンセンさん。 こんにちわ。 雑談板で「壊れた」ままのすみちゃんです。 まだ直っていないので、たぶんちょっと変です。
「一握りの金融支配層」は世界的にはむしろ尊敬されている人々だろうと思います。 欧州の王室貴族−王室貴族との姻戚−財閥。
戦争がなぜなくならないか?
一般論としてはなかなかなくならんでしょうね。 直感ですが。
人類に巨大な惨害をもたらした20世紀の戦争に話を絞りましょう。
今回は「部分解」となります。
近代戦争は、近代国家間の戦争です。
近代国家は、国民に対して強力な支配力−合法性を持っていますね。
私たちはある意味でその奴隷と言っても過言ではありません。
近代国家は、国民に対して強力な支配力を持つがゆえに、悪用されます−近代戦争。
これを考える鍵は利付き国債にあると思います。
「20世紀」はいつ始まり、いつ終わったのか?
1914年に始まり(第一次大戦)、1989年(ソ連崩壊開始)に終わったという説が有力のようです。
この見方を訂正します。
「20世紀」は1913年に米国連邦準備銀行の設立によって始まったと考えるのが、より論理的に思います。
これが第一次−第二次大戦の前提であったように見えてなりません。
米国のモンロー主義の破砕とユーラシア大陸戦争への参戦の資金的前提−それが連邦準備銀行の設立であると考えられるからです。
これによって、金融資本家は、米軍を動員し、米国債で儲け、兵器−兵站で儲けることが可能となりました。
1914年−サラエボにおけるオーストリア皇太子暗殺。
ロシアでラスプーチンが襲撃された日時は確定していないと思いますが、一説には同日同時刻です(サラエボとの時差を勘案した後)。 私はこの説を信じますね。
この2つの出来事が同時期に起こったことによって、ロシア−オーストリア−ドイツ−英国を巻き込んだ大戦争が始まってしまいました。
そしてルシタニア号の撃沈−米国参戦−米国債による資金調達。 これら一連の事件は、仕組まれた筋書きに見えて仕方ありません。
大日本帝国も、日清、日露戦争から植民地への国家資本投下まで、外資による国債購入が必須の前提でした。
日露戦争開戦前の国債調達の苦労話は良く知られています。
日露戦争終戦時に大日本帝国が折れたのも、要するに戦費が尽きたからですね。
大日本帝国も、戦争−植民地経営という馬鹿馬鹿しい金食い虫にのめり込み、国際金融資本の奴隷に落ちていったわけです。
近代戦争は、ある意味で(近代)奴隷の行為です。
(近代)奴隷を創出するのは、金銭貸借です。
国家を奴隷化するのは、利付き国債です。
利付き国債の発行によって調達した資金によって戦争を遂行し、ますます多額の利付き国債を発行せざるを得なくなります。 すると国債金利が上昇し、一層支払いが厳しくなります。 国民生活は窮乏化し、税金は上がり、不満が高まり、暴力が横行します。 必然的に国民精神は戦場へと向かいます。
金銭と利息−これほど恐ろしいものはありません。
近代戦争をなくすには、近代戦争の資金源を絶つことが必要です。
このために利息付きで戦争遂行資金を調達するという国際金融制度を廃絶する必要があります。
特に国家が外貨建て利息付きで資金調達する制度が危険です。
国際金融資本の餌食となります。
現在の世界は、これと反対方向へと突進しています。 戦争がなくなるわけがありません。 従って、21世紀に戦争が終止するなどというのは戯言ですし、歴史が終わったなどというのも戯言です。 当たり前じゃん。
また、国内的には、原則として無利息金融−物価の安定を実現するシステムが必要だと思います(雑談板で馬場さんが検討されておりました)。 物質的窮乏から戦場へと国民精神が向かうことをとどめることが必要だからです。
馬場さん。 国際金融も検討してね。