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(回答先: Re: 近代戦争の鍵は国家金融−利付き国債 投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 05 日 17:03:08)
近代戦争の鍵は国家金融−利付き国債
エンセンさん。 レスありがとうございます。
「壊れた」と言っていたのは、優しい殿方に慰めて頂くことが目的でした。 良い気持ちです。
だんだん難しい話になってきたので、あまり自信をもって書いていないのは本当です。 これはある程度仕方ないと思っています。 数学みたいに割り切れないし、分からないことが多いですね。
「20世紀について」
とりあえず話を分かりやすい20世紀に絞ったということです。
それ以前になると知識も不足しているし、分かりにくいので。
「20世紀」はこれまでにない残虐な大戦争の世紀ですので、その点に焦点をあてています。 この観点から見ると、「第一次大戦−第二次大戦−戦後世界」という一つの塊として見ると分かりやすいという見方です。
(これらの歴史にはちょっと私は見識不足なのですが、すみちゃんはこの「仕組まれた筋書き」を立てた「犯人」を「誰」だと思いますか?その人物こそが歴史を作っているのですよね。 ならば、その「犯人」を架空の氏「集団」として取り上げるのではなく、特定してしまいましょうよ。)
昔いろいろ本を読みながら頭に形成されてきたイメージですね。
私はいわゆる「陰謀論」関係の本は、ごく有名なベストセラーを除くと(赤い楯とか)、あまり読んでいません。
だから具体人名の特定までは能力不足ですが、たぶん、欧州王室貴族−これと結婚した姻戚−近代工業財閥のトップクラス(財産を財団や企業合併、買収を通して相続できるクラス)と考えれば当たらずといえども遠からずではないかと思います。
その中心は英国王室、オランダ王室かもしれません。 この理由は、ヴェネツィア以降の移動が追跡できることと、世界各地でオフショア金融センターを所有し、管理していることからです(闇のお金の出し入れを管理する最も重要な立場にある)。
(日本はいつから「国際金融資本の奴隷」になったとお考えですか?
「戦争」に負けたから「奴隷」になってしまったのですか?
では「戦前」は「奴隷」ではなかったと、日本は本気で「戦争」していたと、作られた「偽物の戦争」ではなかったと、お考えですか。
要するに、「罠」にはまって、やられたとお考えですか。)
長州藩閥が明治維新を乗っ取ってからです。
従って最初から奴隷として遠隔制御されていたと思います。
国力の増進に伴い、第一次大戦以降しばらくの間、軛が弛んだ時期がありました。
それから台湾満州等への投資がうまくいきかけたときにも軛が弛みました。 しかし、わなにはまってやられたと思っています。 とても残念です。
戦後、1975〜85年くらいの間も軛が弛んでいました。
(「利息付きで戦争遂行資金を調達するという国際金融制度を廃絶する必要があります。」は、どのようにすれば達成出来るとお考えですか。
「利息」の取得を禁じれば解決するのですか?ではどうやって「利息」の取得を禁じますか。)
私の場合、こういうことを考えていると、だんだん壊れてくるみたいです。 エンセンさんは強そうですね。
どうしても戦争をしたくて金を借りたい国があり、その国に金を貸したい金融資本があれば、金銭貸借取引は成立してしまいます。 後は金利の問題ですが、戦争という差し迫った資金需要を抱えた国家は、少々金利が高くとも、外貨建てでも、金を借りてしまうわけです。 そして祖国を借金付けにしてしまいます。
金融資本に利息の取得を禁じれば、もちろん金銭貸借は成立しないですね。 戦争遂行資金が得られない国家は、戦争を断念するしかありません。
だけど誰が禁じるのか? どうやって禁じるのか?
国連でしょうか? 国連の常任理事国は、武器製造大国であったり、戦争関連貸し付けで儲けている国ばかり。
どうしても「必要」なものは、何らかの形で提供されてしまうことが多く、規制が実効性を持つことは難しいんです。 資金を表向き規制しても、闇の提供者が現れ、かえって金利が上がるという可能性は高い。 武器提供と同じ論理ですね。
一番良いのは、戦争が引き合わないという道理を、各国の国民が知ることなんですが。 最近の歴史を見ていてもなかなか難しいことが分かります。
人をアテにしても仕方ない。
戦争遂行資金の提供をやめるように日本政府が提唱するのはどうかしら。 何か不都合があるかなあ? 怪しい貸し付けを調べ上げて公表してしまうとか。
(「無利息金融−物価の安定を実現するシステムが必要だと思います」は、どのようにしたら達成出来るのでしょうか。)
素人ながら、いろいろ考えると利息と物価の問題に行き着くみたいです。
国内的に利息−物価の問題を解決し、資金循環の滞留をコントロールする方法が分かれば、それを実行すれば良いです。
その結果、戦争、あるいは外国への資本移転なくして、あるいは外国に対する巨額貿易赤字なくして、国内産業力の伸長と生活条件の向上を実現できるはず。
そうすれば、戦争や金融植民地や外国への大規模資本移転なんか馬鹿馬鹿しいということが世界中の人に理解されますね。
利付き国債を発行して外国から資金を調達し、大規模事業−えてして戦争軍備であることが多い−を興すことが馬鹿馬鹿しいことも、白日の下にさらされる。
つまり日本国の「成功」によって世界を変えることができるのではないか。
これを実現する条件があるのは今の日本国だけではないですかね。 本当はもう少し前の方が良かったんですが。
もちろん近い将来には産業力は劣化していき、恵まれた条件は喪失します。
こうした「システム」が日本で成功すれば、同様のシステムを真似る国々が現れる。 この「システム」を国内的に採用していることを条件として、国家群で、資金をプールし、そこから各国が無利子貸し付けを受けるというのはどうでしょう。
各国とも、国内的に同様の「システム」をとっておりますので、このシステムを採用する各国間では、変動為替制度下であっても為替変動が抑制されるはずであり、従って無利子貸し付けの条件が実現するように思います。
「システム」については、馬場さんに提供頂いたモデルが興味深いものだと思います(私は良く分かっていないというのが本音ですが。 ごめん)。
とりあえずここまで。