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(回答先: Re: 戦争を肯定するか、否定するか。 投稿者 Silent Tears 日時 2003 年 7 月 07 日 23:26:01)
私も明日は日帰り遠距離出張なので、早朝に空港です。急いではおりませんが、ご質問は即答可能です。
「戦争という行為を肯定するか、否定するか」とされておりますが、私は「戦争という行為」という一般論ではなく、特定の戦争を問題とすべきとしております。「一切の戦争に反対」を論拠として、「対イラク戦争反対」を唱えても、「自衛戦争」などの論に正面から対抗できません。この場合は、「戦争という行為」を問題とするのではなく、対イラク戦争が本当に自衛戦争であるのか、そして、大量破壊兵器の存在を主張して開戦するのが正当であるのかを検証する必要があります。
「戦争責任を論ずる前に、...前提条件をはっきりさせておかないと」とされますが、たとえば、日中戦争ないし対米英戦争に否定的評価を与え、さらに裕仁の主体的関与を歴史的事実とすれば、必然的に裕仁の戦争責任に帰結します。裕仁免責論は、これらのすくなくとも一部を否認する論です。裕仁捺印機論で個人の戦争関与を否認するのでなければ、これらの戦争を「正当」とする政治的主張です。(それゆえ、私は裕仁免責論に反論しております。)
戦争責任は、個人の戦争関与に関する否定的評価です。戦勝側の戦争責任を排除する理由はありません。戦争の勝敗や死傷者数などは、その評価のファクターとして考慮すれば足ります。ブッシュや小泉の対イラク戦争に関する「戦争責任」を追求すべきことは当然です。