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(回答先: Re:イラク戦争の目的について考えました 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 6 月 10 日 16:02:53)
すみちゃんことあっしらさんへ(笑)。まあ、女性蔑視、ジェンダークリミネーション(性差別)になるかも知れませんが、小生の知る限り、これだけ、論理展開を粘っこくできる女性はほとんどいませんよ(プチ熟女さん、失礼)。
小生の意見です。戦争にしろ、国際戦略にしろ、経済政策にしろ、大国だからといって、あなたが展開しているような、論理的一貫性・合理性が貫かれている、とは限りませんよ。まして、今回は”頭脳不明晰”(この言葉の著作権を登録します=笑=)なダブヤがリーダーなわけですから。
ダブヤ(このジャーゴンが気に食わない、といっていた人もいましたな)側近は、もう少し、頭がいいから、それぞれの立場でイラク戦争を理屈づけしているでしょう。ライスやウォルフォビッツらは「ネオコン世界永続革命(全世界の米国風民主革命化の実現)でしょうし、チェイニー(ディツクには「男性器」という意味もあり、そういうからかいも米国では行われているようです)らは産軍複合体やエネルギー産業の利権代表の立場でしょう。ラムシジーは、利権代表でもあるでしょうが、かって、CEOとして製薬会社やジェネラル・インストルメント(CATVのセットトップボックスの最大手。今はAOLタイムワーナーに飲み込まれたCATV最大手のテレコミュニケーションズのマローン(パラマウントのレッドストーンらと並ぶメディアモーグルの一人)を大儲けできる会社に変えた「MBA的手法」で米軍改革を”断行”しよう、というわけでしょう。しかし、人1人をいかにローコストで殺しむ、自国兵の犠牲を最小限にするか、に熱中している姿(エクセルで計算しているのでしょうか)はなかなかに”鬼気迫る”ものがあり、なにやら、ナチスの強制収容所計画をほうふつとさせます。さしずめ、ラムジーはヒムラーかハイドリッヒか。顔立ちからいうと「アーリア人の理想」といわれたハイドリッヒに似ているようにも思いますが。
ダブヤ自身の心境はボブ・ウッドワードの本で良く窺えます。つまり、「自分の決断を誰にも説明する必要がないことを最初は奇異に感じた」てなことを言っています。直感で決断し、迷ったり、譲歩したりしない、というわけです。
しかし、よく読むと、これは、劣等生で、学生時代、いつも、教師に指名されてもしどろもどろの答えしか出来ず、恥をかいていたダブヤの劣等感を裏返しにした発言でしょう。
イラク戦争が訳が分からないのは、決断した最高司令官が、何のためになにをしようとしているか、必ずしも明快に理解していないためでしょう。世界が混乱するのは、いつも、愚かな指導者が強大な権力を行使するときです。
ヒトラーをほめるような投稿もちょっと前に散見しましたが、人種理論に基づく彼の「擬似ユートピア構想」もほとんど誰も理解できず、また、実現不可能なものでした。狂人が権力を握ったことがワールドワーUの原因のひとつでしょう。ヒトラーだけのせいでもないでしょうが、ユダヤ人虐殺は、今日のパレスチナ問題の最大の原因であり、イスラエルの過剰な防衛意識も「アウシュビッツ体験の裏返し」でしょう。頭の悪過ぎる男が、不正選挙で「ミスタープレジデント」になったことが、現在の混迷の最大の原因と小生は思います。もちろん、ダブヤらの意図とは別に、現在の世界情勢を分析し仮説をたてるのも意義あることではありますが。