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(回答先: 今のところの考えを答えます 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 7 月 12 日 14:01:03)
たいへん優れた視点を提供されていると思い、旧憲法体制の評価につき,考えさせられています。国内を貧困にさせ、かつ大陸進出を目指した旧支配層の振る舞いです。問題は、このような連中が発生するのは、明治憲法の価値体系の必然的・構造的な結果と考えられるのか否かです。憲政の運用次第でこのような事態。つまり庶民の極端な貧困化を回避することができたのか。あるいは、やはり、この憲法体制では、運用を調節しても、こうした結果はさけられなかったものなのか。つまり、この憲法は庶民全体を安全のうちに幸福にする実力を本来備えていたものなのか否かということでせす。私の見るところ、この憲法の創設者たちは、このような視点も価値もまったく持っていなかったのではないかという印象を持っています。この憲法にはそのような高邁な哲学はまったく存在せず、資本家や軍人の暴走を許容し、やがて破壊的な化け物を生み出す胚胎となった価値構造ではなかった、という印象をぬぐえないのですが。