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(回答先: Re: 山本氏の仕事は日本教と近代天皇制の相対化みたい 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 7 月 11 日 16:40:43)
すみちゃんさん、他の皆さんはじめまして。
いつも阿修羅掲示板はROMさせてもらうだけなんだけど、
「日本教」「山本七平」とかいうのが出てきちゃうと、
かつて(今でも?)はまった俺としては何か言いたくてね。
DDog氏から始まったらしい「天皇論議」は、面白く読ませてもらったよ。
(あまりすみからすみまで読んだわけじゃないんだけどね...)
一言言っておきたいが、
山本七平は別に「日本人を苦笑しながら馬鹿にして批判して」も、
「日本人の無規範的ふしだらさに誅を加えて」もいないんだけどね。
俺の日本教についての乱暴な要約が悪かったかな。
山本七平の論考の原点は、軍隊生活やジャングルで生死をさまよったことや、
収容所生活の体験から、日本社会あるいは日本人の集団では、
「事実を事実としてありのままにいえない事がある」ことなんじゃないかな。
『静かなる細き声』なんて読むと、クリスチャンでもあるが、
日本人でもある自分ということで、板ばさみになってるね。
そういう葛藤から、日本人特有の精神の型を、冷静に分析して見せたと。
(それが正しいかどうか、論証するのは難しい。自分の狭い実体験から、
「ああ、なるほどね」とうなずくことが多いので、山本七平にはまってしまうのだが)
ただ、ここまで赤裸々にやられると、癪にさわるやつもいるかもしれんが。
ほかにもいろいろ書きたいことはあるが、うまく書けん。
また当分ROMらせてもらうよ。