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(回答先: テロ対策、旅券に顔認識情報 本人確認用に導入へ asahi-net 投稿者 小耳 日時 2003 年 8 月 27 日 17:48:43)
「生体認証」でテロ防止、政府2005年から順次導入へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030823i202.htm
国際テロ組織の動きが活発になっていることを受けて、政府は22日、テロリストの入国を水際で防ぐため、本人確認に「生体認証(バイオメトリクス)」と 呼ばれる新技術を導入する方針を固めた。
法務、国土交通、外務の3省が検討を進め、認証用カメラ、船員手帳などに2005年度から順次採用する。
虹彩・顔の形を照合
生体認証技術は、顔の形や虹彩(こうさい)と呼ばれるひとみの模様、指紋など、体の一部の特徴から個人を識別する方法で、偽造が難しいのが特徴だ。
法務省が新たに検討を始めたのは、国内の空港に、センサー付きのデジタルカメラを内蔵した機器を設置して、事前に登録してあるテロリストら不審人物の生体情報と照合する方法だ。アメリカの一部空港ではすでに導入されている。将来的には、テロリストが顔を整形した場合でも、一定の範囲ならば見破ることが可能になるという。
国交省は、身分証明書にあたる船員手帳に、指紋や顔の形などの生体情報を記録した集積回路(IC)チップを埋め込む方針だ。船員には船員手帳の所有が義務付けられているため、テロリストは手帳を偽造し、他人になりすまして入国しようとする。その場合にICチップが効果を発揮することになる。
法務、国交両省とも2004年度から2年程度かけて研究を進め、早ければ2006年度からの実用化を目指す。
テロリストの不法入国は、2001年9月の米同時テロ以降、国際的に大きな問題となっている。今、日本が行っているテロリストの入国に対するチェックは、手配リストと名前、生年月日、パスポート番号などを照合する方法。いずれも偽造が容易な情報だけに、現場の入国審査官のカンに頼る部分が大きいのが実情だ。
外務省はすでに生体認証技術を応用した旅券(パスポート)を2005年度から導入する方針を固めている。
生体情報を活用した技術を生かすには、各国が同様の方法を導入し、情報交換する必要がある。現在、国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)などで、具体的にどのような情報を認証に使うかについて国際基準作りを進めている。
顔の形ともう1種類の生体情報による二重の認証が国際基準になる可能性が高いが、米国は「指紋」、欧州は「虹彩」を主張して譲らず、結論が出ていない。
また個人情報保護の観点から、生態情報の漏洩をどう防ぐかも課題となっている。
外務、法務、国交3省は来年度予算の概算要求に研究費を計上するが、こうした問題点を踏まえて研究・開発を進める方針だ。
(2003/8/23/05:59 読売新聞 無断転載禁止)