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(回答先: 「米軍撤退」求めるシーア派 巡礼でも「反米」訴え [CNN] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 24 日 16:29:57)
【ワシントン中島哲夫】23日付の米紙ワシントン・ポストは、米ブッシュ政権の当局者らがイスラム教シーア派の組織力を過小評価し、イスラム原理主義勢力がイラクの政権を握る可能性に対処する準備が出来ていなかったと報じた。
シーア派はイラク住民の6割強を占めているが、3割程度のイスラム教スンニ派を支持勢力とするフセイン政権下で冷遇されてきた。同政権の崩壊とともにシーア派のパワーが爆発的に広がり、反米デモや国内の聖地への巡礼が大規模化している。巡礼にはやはりシーア派のイラン国民も加わっているとされる。
ポスト紙によると、ブッシュ政権の一部当局者はシーア派亡命イラク人であるチャラビ・イラク国民会議(INC)代表の世俗的な民主主義路線に目を奪われ、他の当局者らはフセイン政権打倒に熱中して、その後の宗教と政治の力学に注意が及ばなかった。
米国は79年に親米パーレビ王制を倒したシーア派のイラン革命を憎み、イラン・イラク戦争ではイラク寄りの立場をとった。こうした歴史的経緯ににもかかわらず、フセイン政権崩壊後のシーア派原理主義の台頭を想定していなかったというポスト紙の報道が事実なら、驚くべき浅慮ということになろう。
[毎日新聞4月23日] ( 2003-04-23-23:54 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030424k0000m030137000c.html