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攻撃しておいて、後で治療。美談をつくるアメリカの
厚かましさは、広島の原爆乙女の渡米治療の時とおなじ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030416-00000697-jij-int
(時事通信) 4月16日(水)23時6分
「悲劇の象徴」の少年、クウェートに=イラク首都空爆で両腕と両親失う
【カイロ16日時事】イラクの首都バグダッド市内の自宅が米軍ミサイルの直撃を受け、両腕を失ったイラク人少年アリ・イスマイル・アッバス君(12)が、バグダッドの病院から米軍機で移送され、16日未明、治療設備の整ったクウェート市内の病院に到着した。
3月30日のミサイル直撃で、アリ君の両親は死亡。アリ君は家にいた家族や親せき約20人の中でただ1人生き残った。米CNNテレビなどは「戦争の悲劇のシンボル」と報じており、ブレア英首相も14日、議会で「彼や同じような境遇の少年たちを助けるため、できる限りのことをする」と支援を表明した。
アリ君は上半身に重度のやけどを負っており、クウェートのやけど専門病院アルバブタインセンターで16日午後、やけど部分の皮膚を除去する手術を受けた。同病院の医師によると、近く皮膚の移植手術を行うという。 (時事通信)
[4月16日23時6分更新]
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200304/17/20030417k0000e040032001c.html
(毎日新聞)2003年04月17日
イラク少年:
両腕失ったアリ君、治療のためクウェート到着
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【クウェート市・井田純】バグダッドの自宅が米軍のミサイル攻撃を受けて両腕を失い、家族を一度に亡くした少年、アリ・イスマイル・アッバス君(12)が16日未明、治療のためクウェートに到着した。同日午後、やけどを負った皮膚を取り除く手術を受けたアリ君は、青白い顔ながら落ち着いた様子を見せた。医師によると、手術は成功し、今後2週間程度はやけどの治療を続けるという。
米英軍が激しいバグダッド攻撃を続けていた3月30日、アリ君の自宅を米軍のミサイルが直撃した。当時家にいた両親や兄弟、親類ら約10人はアリ君一人を残して全員が死亡した。アリ君も両腕のひじから先を失い、上半身に重度のやけどを負った。
「イラク戦争の悲劇」を象徴するような境遇がメディアを通じて紹介され、世界中に大きな反響を呼び起こし、各地から支援の申し出が相次いだ。医薬品や設備、人員も不足しているバグダッドの病院では治療が不十分なため、15日米軍機で移送され、イラク南部ナシリヤを経由しクウェートのアル・サバハ病院に入院した。
病院到着時は苦痛のために泣き叫んでいたアリ君だが、手術後の集中治療室では看護師の問いかけにも静かに答えていた。検査中、記者からの質問には「疲れた。眠りたい」とだけ話し、穏やかな表情で目を閉じた。
治療を担当するイマド・ナジャダ医師によると、搬送された時点では脱水症状もひどく、適切な治療があと数日遅れれば生命にかかわる状態だったという。手術後の容体は落ち着いている。今後やけどした部位の皮膚移植手術を行い、経過を観察しながら、義手を装着する予定という。
ナジャダ医師は「まだ輸血も必要な状態で、感染症の危険性もあり、治療には時間を要する。しかし、自宅が攻撃を受けた時のこともはっきり話せる状態で、精神的にもしっかりした子供だ」と語った。
同病院にはアリ君ら子ども5人を含め、イラク戦争で負傷した7人が入院している。今後も、治療環境の劣悪なイラクからクウェートへの患者移送は続くとみられる。同病院の関係者は「戦争で被害を受けた人は他にも数え切れないほどいる」と話している。
[毎日新聞4月17日] ( 2003-04-17-11:31 )
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