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(回答先: 【鬼畜ブッシュ、ブレアが考えそうなシナリオ。】医師になりたいアリ少年をアメリカの財団が支援し、親米医師に洗脳してしまうシナリオ浮上か? 投稿者 磯中源太郎 日時 2003 年 4 月 18 日 05:50:38)
先日、米国内での報道で、アリ君はイラクの爆撃で...、という説明がされていました。イラクにおける戦争で行われた爆撃で...、の意味かもしれませんが、聞かされたとき、かなりの腹立たしさを覚えました。事実を都合良く歪曲する事は、勝者の特権かもしれませんが、少し度を超え、危機感さえ感じられます。
今回、アリ君がより良い医療条件下に移され、適切な施療を受ける事ができる様になった事は、とても喜ばしい事だと思いますが、彼の扱いが、半ば免罪符的である事には、多少なり疑問を持っています。
適当にメッセージを発する事のできる年齢であり、傷を受けていない綺麗な顔、手を差し伸べなければ、将来へ大きな不安が残る失われた両手、危急な生命の危機を感じさせる焼かれたお腹。それらが、今回の戦争の残虐な一面を拭い去り、戦時下での不可避な犠牲への償いを想起させるパフォーマンスに、またとない素材となりえるからこそ彼は救われ、醜い傷を負った多くの子供達は、その陰で適切な施療すらなされず死んで行く。彼への手厚い治療と、それに関する報道等を見ると、そうした背景を連想してしまいます。
また、彼の事が報道されたにも関わらず、生命の危機が報じられるまで現地に置かれ、特別機による先進諸国への華々しい輸送劇等が行われなかった事には、現地の人への差別的な発想が根底にあったと思うのは邪推でしょうか。