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我々は合同軍の巧みな情報操作に引っかかったのか?
4月5日の阿修羅の姉妹掲示板で問題になっていたことについてです。
http://www.idaten.to/bbs/bbshtm.htm
(1)合同軍は補給と砂嵐とゲリラに苦戦しているとの報道
(2)合同軍が空港を占拠したとの報道
上の2つの報道をどう解釈するかという点についてです。そこでは、幾つか見解が出ていましたが、大雑把に分ければ、合同軍有利の解釈と、不利の解釈の2つがありました。私の方は後者を選びました。
合同軍有利の解釈:
(1)は合同軍の偽情報で、イラク正規軍のあぶり出しに利用した
(2)は合同軍にそれだけの余力があるから空港占拠ができた
合同軍不利の解釈:
(1)は真実。補給戦は長いし、砂嵐は見てのとおり、ゲリラもいるだろう。
(2)は第四歩兵師団の投入前に攻勢の限界点ぎりぎりの攻撃を仕掛けた
その翌日、新たな報道がありました。ソースの信頼性はあまり高くないのですが、おそらく日本政府関係者からのリークなんでしょう。サンプロの奴です。イラク軍は事実上壊滅状態にあり、4月25日前後にバグダッドを占領するというものです。昨日、ここにアップしたので、よかったら4月6日放送の要旨を読んで見てください。
http://www.asyura.com/0304/war30/msg/1000.html
そして、とうとう昨日4月7日になりました。合同軍はバグダッドの一部を占拠しました。ブラッドレー2台が道でのさばっているだけなのに、イラクの(民兵ではなくて)正規軍が効果的に反撃する様子はありませんでした。何故でしょう?これはただの演出?
「イラク軍=正規軍+民兵」だったのが、「イラク軍=民兵のみ」になった。
そういうことではありませんか?市街地のように隠れ場が多いところで、組織的な対戦車擲弾筒などを利用した待ち伏せ攻撃ができないのは変だからです。この解釈ならば、イラクの情報大臣が空港で特殊な攻撃をすると豪語していたのもうなずけます。自爆攻撃くらいしか手段が残されていなかった。正規軍らしい正規軍は最早存在していない、と。
イラク内外には、米国に対して強い政治的怨念を持つ勢力・個人が、数え切れない程存在するため、戦争の行方には不確定の部分もあるのでしょう。しかし、今の私は、独立国として外国の支配・介入を受けずに存立することの難しさを、まざまざと見せ付けられた気分です。そして、これまでの情報操作の中で一番「成果」を挙げたのは、「砂漠の砂嵐の中、不眠不休の行軍で疲労し、補給路の伸びきったハイテク軍隊が、地元のゲリラに苦戦している」という報道だったのではないか、そんな疑念にある種の恐怖を感じているところです。